長年乗ってきた愛着のある愛車。
『新しい車に買い換える』『ライフスタイルが変わったから車がいらなくなった』『維持費が高いから手放す』など車を手放す理由は人それぞれ。
でもどうせ手放すなら『高く売りたい』のは当然ですよね。
では車は一年の中でいつが一番高く売れるのか?
元カーディーラー営業の私が真実をお伝えします。
査定額、鵜呑みにしていない?
商談時にディーラーで車を査定してもらった時、例えばあなたの車が『80万円』と言われてもその車の買取相場を知らなければ高いのか安いのかわからないですよね。
残念ですがこの業界、80万円と言われた車が他のお店では100万円で下取りなんてことも普通にあります。これでは20万円損したことになりますから事前に自分の愛車の買取相場額を把握しておくことは非常に重要。
査定比較.comは簡単な入力でわずか32秒で過去の膨大なデータから愛車の概算査定額を無料で表示してくれるので、愛車の買取相場を把握するにはもってこいのサイト。
精度もかなり高いのでまずは愛車の買取相場額を把握しましょう。利用は無料です。
結論:いつでも同じ
まず結論から言うといつでも同じです。
車は3月が一番売れるから2月は中古車業界は仕入れどきと思われがちかもしれませんが、逆です。
2、3月はあくまで新車が売れるので、実は中古車市場は在庫がダブつきがち。
在庫がダブつけば当然仕入れは積極的にはならないので特に査定額を上げたりもしません。
逆に4月や5月などの新生活など通勤通学やライフスタイルが変わる季節の方が中古車はよく売れます。
新社会人になっていきなり新車!よりは中古車の方が実は多いんですね。
そんな時は在庫も空っぽになりがちなので当然仕入れを強化します。
とはいえこれもそこまで顕著なものでもありません。
結局のところ中古車業界はとにかく『在庫の回転率』が命なので、常に買い取っては売ってを繰り返して儲けを生み出しています。
つまり『1年中買い取りたい』のが本音でしょう。
したがって、車の売り時はいつでも変わらないということです。
手放したいと思った日が一番『車の売り時』である
車は腐りませんが実は鮮度が命です。
古くなれば査定額は下がります。
古くなって査定額が上がるようなヴィンテージカーは50年くらい経たないと無理なので投機目的であっためているならさっさと諦めましょう。
待っていても高く売れる日はやってきません。
手放したいと思ったらその日が一番高く買い取ってくれる日なのです。
その日から査定額は当然ですが月日の経過と共に下がります。
今乗っている車の新型モデルが明日にでも出ればさらに買取価格は下がります。
ちなみに買取業者やディーラーには『黒本』と言って世の中の車の査定基準価格が書いてある辞書みたいな本があります。
これはもちろん関係者以外は手に入らないものですが、これを読むと分かりますが、車は走行距離が増えなくても年月が経過するだけで価格の下落が始まります。
しかも1ヶ月単位で。
なので1ヶ月悩めばそれだけ査定額は下落の可能性があるのです。
車を売るのに悩んでいる時間はもったいない行為です。
車を高く売りたいなら即行動しましょう。
車を高く売りたいなら一括査定で『言い値』を防ごう
車を高く売りたいなら一括査定以外選択肢はありません。
一括査定が複数社の査定額を見ることで初めて自分の車の買取価格が高いのか安いのかわかるのです。
買取店A社に『あなたの車は20万円ですね』といきなり言われてそれが高いか安いかわかりますか?
わからないですよね。
でもそれが他の業者も査定してB社は40万円、C社は30万円という値段を提示してくれば最初の20万円は安かったんだと分かります。
基本的に査定業社は当然ですが複数で査定して欲しくないのです。
20万円で買い取れれば儲けが拡大しますよね。
一括査定がない時代はこのような『言い値』がまかり通っていましたが、今は一括査定が当たり前の時代です。
車を高く買い取ってもらいたいなら一括査定で複数社の査定額を必ずチェックして『相場』を把握し、『言い値』で買い取られないようにしましょう。