車の査定って実際のところ何を見てどう評価しているのかわからないですよね。
私は元カーディーラー営業として査定もたくさんこなしてきました。
その中で思ったことは、結構皆さん勘違いしているポイントが多いのです。
今回は、何が査定アップで何が査定ダウンになるのかをお伝えします。
ディーラーに査定額、ごまかされていない?
商談時にディーラーで車を査定してもらった時、例えばあなたの車が『80万円』と言われてもその車の買取相場を知らなければ適正な買取額なのかわからないですよね。
残念ですがこの業界、80万円と言われた車が他のお店では100万円で下取りなんてことも普通にあります。これだと20万円損したことになりますから事前に自分の愛車の買取相場額を把握しておくことは非常に重要です。
査定比較.comは簡単な入力でわずか32秒で過去の膨大なデータから愛車の概算査定額を無料で表示してくれるので、愛車の買取相場を把握するにはもってこいのサイト。
精度もかなり高いのでまずは愛車の買取相場額を頭に入れてから商談に臨みましょう。
目次
査定ダウンになること
まずは査定が下がってしまうこと6つから。
①喫煙車
これはめちゃ下がります。
今のご時世喫煙率が下がっているので喫煙車というだけで大幅に市場を狭めてしまうのです。
それに車内でタバコを吸うと黄ばみの原因にもなります。
まあ最近では新車にはほとんど灰皿もついていないように、これからはますます喫煙車の価値は下がるでしょう。
タバコの匂いはどの手を使っても完全に消し去ることは不可能です。
もしあなたが喫煙者であっても車内での喫煙は控えましょう。
②ペットを乗せている車
これもタバコ同様に下がります。
匂いや抜け毛などが溝や細かいところに詰まったりしてしまうのでなかなか掃除が大変です。
これもほぼ隠せませんのでご注意
③修復歴がある車
まあいわゆる修理あとが見受けられる車ということです。
例えば、バンパーだけなら交換してもよっぽど色が違わない限りはわかりませんし修復歴には入りません。
しかし、ドアを交換したりするとドアを止めているボルトなどを一度外しますよね。
その時にボルトの塗装が剥げてしまうのでドアを交換したのがわかるようになります。
そのほかにもドアの淵にあるシール部分がぐにゃぐにゃだったりすると板金跡が見受けられるということになります。
④カスタムしてある車
実はカスタムは場合によっては査定が下がります。
例えばローダウンなどは一般的な車種だと下がります。
純正で出しているエアロやスポイラーであればそうそう減点になることはありません。
社外品は減点になりやすい可能性があるのでご注意を。
⑤過走行の車
当然ですが走行距離が多い車は減点となります。
目安としては月1000キロよりも走っている車は過走行扱いとなります。
⑥ステッカーが貼ってある車
バックガラスなどであれば問題ありませんが、ボディーへのステッカーはアウトです。
バックガラスでもあまりにも大きかったり剥がせないものはアウト。
査定アップになること
査定は基本的に減点法なので査定アップっていう概念はないのですが、査定が上がりやすいオプションなどをご紹介
①メーカーオプションは加点あり
車にはいわゆるメーカーオプションとディーラーオプションがあります。
前者は工場で製造時につける、いわゆる後付ができないオプションです(サンルーフなど)
ディーラーオプションはディーラーで後から自由に取り付けられるものです。
サンルーフやメーカーオプションナビなどは加点されることが多いです。
逆にディーラーオプションはどんなにつけても加点は期待できないでしょう。
②人気カラー
基本的に白・黒・シルバーは人気カラーと捉えて良いでしょう。
そのためカラーでの加点も場合によってはあります。
やはり一番日本で人気なのはホワイトパールで次にシルバー。
カラフルなカラーは売る相手を狭めますからね。
③ディーゼル車や海外需要がある車
これは値段がなかなか下がりません。
ハイエースやランドクルーザーなどはディーゼルであれば相当走っていても値段がつきます。
まとめ
基本的に査定は標準を満点としてそこから減点していきます。
もちろん加点もありますが、要は純正に近くて走行距離が少なければ高く売れるということ。
その逆は査定ダウンということです。
高く売りたいのであればあまり自分の色は出さないことでしょう。
そして高く売るには査定額を比較することが一番重要です。