「いつかはクラウン」のキャッチフレーズで、オジサンたちの憧れの代名詞だったクラウン。
そんな「いつかはクラウン」も今は死語。クラウンにとってユーザーの高齢化とターゲット層の若返りは大きな課題でした。
特に2003年に発表されたゼロクラウン以来、クラウンはユーザーの若返りを果たすべく様々な改良を重ねてきました。
そして今年6月、クラウンはフルモデルチェンジを迎え15代目となり、より若者にも魅力的な走りの良いスポーティーなセダンに進化しました。
新型クラウンの特徴について見ていきましょう。
ディーラーに査定額、ごまかされていない?
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プラットフォームの革新
新型クラウンの最大の特徴は新世代プラットフォームTNGAを採用していることでしょう。
TNGAとはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの略称です。
これはプラットフォームそのものの名称ではなく、車づくりや仕事の進め方の方針を示すものです。
このTNGAの思想は原価低減と商品力の飛躍的な向上を両立させるもので、世界で戦えるグローバル標準の実現を可能にするものです。
新型クラウンはトヨタのFR車として初めて、このTNGAを採用しています。
この結果としてボディ骨格や構造、製造工程を徹底的に見直し、結果としてフレームの剛性を飛躍的にアップさせているのです。
また新型クラウンのプラットフォームはレクサスLCとLSのプラットフォームGLA(グローバル・ラグジュアリー・アーキテクチャー)をベースに開発されています。
GLAはレクサスがメルセデスベンツやBMWといった超一流の車たちと本気で戦うために開発したプラットフォームであり、
このGLAをベースに開発されたプラットフォームを搭載した新型クラウンは、メルセデスベンツ、BMWと対等に渡り合えるだけの実力を身に着けています。
これまでの国産車の特徴ともいえるあいまいなハンドリングやフワフワとした乗り心地をしっかりと抑えつつも、スポーツカーのピーキーさとは全く異なる、
欧州車的なしっかりとした落ち着きのある懐の深い乗り味を実現しているのです。
今までより大胆、スポーティなデザイン。
新型クラウンはそのデザインもみごとに一新されました。
フロントデザインは先代クラウンに引き続き、よりアグレッシブで引き締まったデザインを踏襲しています。
しかし新型クラウンのデザインで最も印象的なのは、ルーフからリアエンドまでの流れるようなボディラインでしょう。
新型クラウンのリアのボディラインはセダンというより最近流行りの4ドアクーペに近いものであり、
アウディA5スポーツバックやBMW4シリーズ・グランクーペのようなリアに向かって流線型を描く美しいデザインです。
スタイリッシュでスポーティ、まさに新しいクラウンの走りの良さを象徴するかのようなデザインとなっています。
進化した安全装備
新型クラウンは、現在多くの車に搭載されている自動ブレーキをさらに進化させた「トヨタセーフティセンス2」を全車に標準搭載しています。
このシステムは基本的に従来と同じ単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせですが、低光量感度の高い画像センサーや近距離の検出範囲を40%広角化したレーダーなど、
各種センサーの能力を大幅に向上させています。
この結果、車の陰から飛び出してくる歩行者やこれまで光量不足で反応できなかった夜間でも歩行者や自転車が検知できるようになりました。
この安全装備のさらなる進化により新型クラウンの安全性能は飛躍的に高まり、まさに世界最高レベルの車となりました。
このように自車のまわりの様々な事象を認識し、危険を察知したら自動的に減速を行うトヨタセーフティセンス2の機能向上は自動運転技術の基本となるものであり、
今後さらに進んで行く自動車の自動運転化への大きな布石になることでしょう。
新型クラウン、お得な買い方は?
この新型クラウン、正直言って値引きを大きくするような車ではありません。
ましてや出たばかりではなおさら。
ここはやはり競合車をぶつけて値段をすり落としていくほかありません。
競合車と言っても近い競合車が実はあまり存在しないので同じクラウンで店舗競合にすると良いでしょう。
つまり〇〇トヨタと△△トヨタ同士で同じクラウンで競合させる感じです。
ただ、トヨタ店は基本的に一県の中に別経営がいくつもあることはほぼありません。
つまりこの競合をやるには隣県も絡めていかなければならないということ。
トヨタのホームページでクラウンの取り扱いの最寄のお店を2店舗(別経営であること)ピックアップして見積もりを取り、商談しましょう。
このような値引きの渋い新車こそ同士競合が必須です。