時事・業界ネタ

オンライン商談でカーディーラーの店舗はなくなる?

値引きゴリラ

国産車ディーラーでの営業経験を生かし、現在は車の値引きのコツや業界の裏側、その他車に関わる情報を発信中

時はまさにネット通販時代に突入したと身をもって実感している今日この頃。

ネット通販ってそれこそ初期の方は『ちゃんとしたものが届くのかな?』なんて不安があったんですが今では買い物のあり方として当たり前になってきています。

僕もディーラーで働いているときによく考えていました。

「このままネットでモノの売買が当たり前になったらディーラーの仕事ってなくなるんじゃね?』って。

事実、家電量販店はネット通販の波に押されかなりの苦戦を強いられています。

今は家電量販店で実物を見てネットで買うっていう流れがほとんどですよね。

お店で買うかネットで買うかじゃないけど決済の場所や方法が違うだけで結局手続きは同じです。

確かに車って手続きにかなり手間がかかります。

これらが簡素化されない限りメーカーからユーザーへダイレクトにってのは難しいです。

でもこのネット販売によるメリットってあるなーって思ったんですよ。

しかもディーラー側に。

商談がなくなる

ディーラー業務の中で一番時間と体力を使うのは『商談』です。

営業ですから当たり前ですよね。

でもね、ハッキリ言って無駄が多いんですよ。

なぜなら商談は一回で決まらないからです。

お客さんは競合店を買い回るので一回目の来店なんてかなり『薄い』のです。

私が『安く買うなら競合しろ!』とか勧めているのにおかしな話です。

確かに今のディーラーの仕組みで一番安く買うなら『競合』が一番有効です。

ただそれは『安く買う』事であってディーラー側がこれをめんどくさいと思っているのもまた事実です。

それがネットでお客さんが店舗を回らずに比較して買う事ができれば営業も楽だし、お客さんも買い回る必要もなくてとてもスッキリすると思うんです。

んで新車の手続きはディーラーでやると。

まあこれじゃ営業じゃなくて登録業務だけやる人になっちゃいますが。

ワンプライスで買ってもらえる

新車購入は値引きが当たり前の業界です。

でもこれって悪い慣例というか『いい人ほど損をしてセコい人ほど得をする』みたいな、いやーな感じ。

これもネット販売で『この車は全国どこで買ってもこのワンプライスです』ってやればいいんです。

ディーラーが値引きなんてするからお客さんも疑心暗鬼になって勘ぐって『まだ値引きできるんじゃないか?』って思っちゃうんです。

その点ネット通販はいたってシンプルです。

例えばAMAZONで物を買う時、値引き交渉できますか?

できないですよね。

レジに進むか進まないかしかないんです。

それでいいんです。

お客さんが自分でネットで探して値段を見てそれに納得して注文してくれたとなればディーラー側もそれ以上一切値引きする必要はないですし。

これが本来の売買のあり方だと思うんです。

もちろんこれはディーラーが各自値引きを始めて自らこの紳士協定を壊して自分たちで自分の首を絞めているのです。

この『ネット販売ワンプライス化』は歪んだ値引きを正すチャンスなのです。

まとめ

あの車業界特有の『値引き合戦』がなくなってしまうのは少し寂しい気もしますがこのほうがいいんです。

この値引き合戦を新車購入の一つのイベントとして楽しんでいるお客さんも多いですしそれはそれでいいとおもいます。

でも私が一番納得いかなかったのは『いい人ほど安く買えずセコい人ほど安く買える』事が耐えられませんでした。

だからディーラーを辞めたと言ってもいいくらいです。

別にいい人ぶるつもりはありませんがやっていて本当に心が痛いのです。

でも営業一人の力ではどうすることもできません。

値引きを言われてもいないのに値引きをすれば上司に『お前何やってんだ』と言われて終わりですから。

この『ネット販売』はディーラー業界に革命を起こす事を期待しています。

値引きよりも査定額を気にしろ!

車の購入は『値引き』以外で大きく損得がわかれる部分があります。

私はカーディーラー営業時代、たくさんのお客さんを見てきましたが、数十万円得しているお客さんにはある共通点があることがわかりました。

得している人はディーラーに下取りに出さない

新車に買い換えとなれば、なんの疑いもなく購入先で下取りに出していませんか?

実は”ココ”が損得を大きく分けるのです。

私はカーディーラー営業時代にたくさん下取り査定をしてきましたが、やはりそのまま下取りに出すお客さんが多かったです。

しかし数十万円得しているお客さんたちは必ず他の買取店でも査定をしてもらい、比べて一番高いところで車を手放していました。

ちなみにこの業界の買取額の差額は数百円、数千円ではありません。

数万円から数十万円違うことが普通にあるのです。

ハッキリ言って車の査定額には基準はあってないようなもので、買い手によって全然変わるのです。

なんで買取店によって査定額に差が出るの?

買取店も意地だけで値段を吊り上げているわけではありません。

買取店も商売ですので当然利益が出なければ買い取りません。

ではなぜ査定額に差が現れるのか?

買取店毎の車種による再販売の得意分野が違う

買取店とは一口にいっても買い取る車の得意不得意があります。

外車が強いとか四駆が強いとか軽自動車が強いとか車種の数だけ違いは様々。

なぜ得意不得意があるのか?

買い取った車の販路(リセールルート)が違う

四駆・ディーゼル需要の高い海外にそのままダイレクトに輸出できる販路を持つ業者もいれば、国内で自分達で中古車販売店を展開している、軽自動車専門で販売している、一つのメーカーに絞っているなど、業者によって得意不得意は様々なのです。

しかし業者がどの車種が得意かどうかは査定額を比べない限りわからないのです。

最低3つの買取店は比べたい!

査定額に大きな差が出ることはわかりましたね。

査定額を比べないことは『値引きしなくていいです』と言っているようなものです。

そして得をしていたお客さんたちはほとんどの方が大体3店舗以上で査定してもらっていました。

私自身も乗っていたプリウスαを手放す時に買取店を3店舗比べましたが170万円・178万円・185万円みたいな感じで金額が出揃って、一番高いところで売却しました。

これでも一番安いところと高いところでは15万円の開きがありますからね。

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私は買取店を何店舗も巡るのはこういうサイトを運営している人間ですから全く苦ではありませんですし、なんなら買取店の方と少し話もしたいぐらいなので積極的に巡ってしまいますが、一般的には買取店で査定をお願いすると『ではこちらにまずご記入を〜』みたいな感じで毎回名前や住所を書かされたり、前のお客さんがいて待たされたりとわりかし時間はかかります。

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