納車まで待ちきれない。。
その気持ち、非常にわかります。
車を購入してから納車までは1ヶ月程かかったりしますので、その間はカタログを見返したりなんかして妄想してしまいますよね。
もう待ちきれないから納車の前に一度見て見たい!それって可能?
そもそも新車ってなんであんなに時間かかるの?
まず、車は買ったら『じゃあ乗って帰ってくださいねー』なんてことは絶対にありません。
どうしてもナンバープレートをつけて登録というものをしなければなりません。
ただナンバーをつければ良いのではなく、あなたの情報と車の情報を陸運局にて紐付けしてからナンバープレートを作らなければなりません。
そのほかにもオプションなんかも取り付けたりと色々準備をするので納車まで少し時間がかかるんですね。
私がいたお店では大体お店に車が到着した時にはナンバープレートは取り付いていたのであとはフロアマットをひいたり洗車したりして納車日を決めていました。
つまりお店に届いてから1〜2週間以内では納車をしていましたね。
じゃあ納車日前に車は見に行けるの?
見れないことはないが、都合は悪い
滅多にないですが、たまーにリクエストとして納車日前に見て見たいということがありました。
でも実質それって納車日ですよね。
どうしてもただ見るだけとはいえそれなりに時間を取られてしまいます。
そして納車日はそれはそれで時間がかかります。
あと、洗車する前とかはなるべく見せたくなかったりします。
細かい小キズなんかも消したりする作業もありますからね。
どうせなら綺麗な状態で見てもらって感動してもらいたいのもあります。
私も買う側としては気持ちがわかりますが、売る側としてはめんどくさいのが本音。
営業にとって納車は消化試合
私自身もディーラーの営業になるまで『納車日』って少し儀式的というか、ゴールというか、晴れの日的なイメージを持っておりました。
実際お客さんとしてはその通りだと思いますが、実は営業にとっては消化試合なのです。
営業は土日は1台でも多く車を売ることを会社に求められています。
しかし大体が納車日も土日なので、土日に納車で時間をかけていると『早く終わらせて1台でも売れ』と無能なスタッフ扱いをされてしまいます。
つまり納車はさっさと切り上げたい仕事でしかないのです。
私は納車が好きだった
とはいえ私はお客さんが喜んでいる姿が見たくてカーディーラー営業になったので納車の日は大好きでした。
だから時間をたっぷりかけて説明をして、お客さんと一緒に喜びを噛み締めていました。
まあ会社的には無駄なのかもしれませんが。
でも長い目で見たらその時間をかけることで将来的に自分のファンになってもらえたらまた車が売れるかもしれないなんて思うのは甘いのでしょうかね。
私がいたお店はホスピタリティなんて言葉は存在しないような目先の利益追及って感じでした。
納車までに見れないことはないが、我慢できるのであればしよう
とはいえ納車までに見たいと言われると納車を2回しなければいけない状態です。
当然営業も1回で終わらせたいしそっちの方が丁寧にやってくれるってもんです。
納車日を決めてその日まで待った方が、納車日の感動もひとしおだと思います。
あと、納車日は結構ドライブしたくなるものです。
縁起悪いことは書きたくないですが、納車当日や翌日に事故なんかもゼロではありませんでしたからまだ慣れない車ですから慣らし運転を心がけてほどほどにしましょう。