新車購入の際、ローンにするか現金にするか悩んでいて『とりあえず月々の金額も知りたいからローンで話を進めるか』と思うのは一般的です。
しかしローンで話が進んでいると『ローンが前提』となって値引きが大きくなっている場合があります。
ディーラーに査定額、ごまかされていない?
商談時にディーラーで車を査定してもらった時、例えばあなたの車が『80万円』と言われてもその車の買取相場を知らなければ適正な買取額なのかわからないですよね。
残念ですがこの業界、80万円と言われた車が他のお店では100万円で下取りなんてことも普通にあります。これだと20万円損したことになりますから事前に自分の愛車の買取相場額を把握しておくことは非常に重要です。
査定比較.comは簡単な入力でわずか32秒で過去の膨大なデータから愛車の概算査定額を無料で表示してくれるので、愛車の買取相場を把握するにはもってこいのサイト。
精度もかなり高いのでまずは愛車の買取相場額を頭に入れてから商談に臨みましょう。
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できないことはないが嫌がられる傾向に
ディーラーはローンで契約を取ることはローン契約も一つの成績として設定されています。
特に割賦比率という項目(ローンで購入している客の割合)などを上げるために車価格の全額でなくとも少額でも分割にして欲しいのが本音。
そんな貴重なローン客が現金客になってしまうのは何としても阻止したいもの。
だから基本的にはしたくないのです。
これが車の登録前であればできないこともないですが登録後では少し話がややこしくなってきます。
現金かローンかで車の所有者が変わる!?
車を購入の際、車検証には使用者と所有者で2者表記の欄があります。
現金購入の場合は両欄共に購入者の名前になりますが、分割での購入の場合は使用者は購入者の名前ですが所有者はディーラーの名前がつきます。
つまりローンが返済し終わるまでは所有権はあくまでディーラーであり、担保みたいなものとなります。
逆にローンが払い終われば『所有権解除』という手続きによって車検証の所有者を自分に変更することが可能です。
登録が終わってからの変更は難しいかも
つまり登録が終わってしまったなどあまり遅いと変更がきかなくなります。
逆に早い段階であればまだ現金への変更が可能かもしれません。
どちらにせよ、早めに相談しましょう。
ローンと値引きのからくり
現金購入よりもローンの方が値引きが大きい
ディーラーはローンを契約すると信販会社からバックマージンが入ります。
つまりそのバックマージンを値引きに還元しているのです。
しかしそれが現金に変更になっては肝心のバックマージンが入ってきません。
つまり『想定外の値引き』となってしまうのです。
ローンによって増えた分の値引きは減る
これを利用して最初はローンで組んで現金に変更して大幅値引きを得よう!とかは考えても無駄です。
それは当然『値引きが減る』から。
営業マンは上記と同じ事を説明し、現金に変更しても値引きが減る事を伝えてくるでしょう。
『値引きが減るなんて聞いてないぞ!』とごねるのはやめましょう。
そもそも契約後の変更がイレギュラーなのです。
また、『ローンでいいから金利はサービスして』などもやめましょう。
あくまでローンは信販会社との契約になるのでディーラーには金利は一切入ってきません。
変更する場合には『値引きが減る』事を覚悟しましょう。
でも現金にできるならぶっちゃけ現金の方が絶対お得
はっきり言って買い手側は間違いなく現金購入の方が得です。
当たり前ですよね。
ローンの方がお得なわけがありません。
ローンにはそれだけ手数料がかかっているから。
その手数料のうちから少しばかり入ってくるディーラーへのバックマージンからさらに少しだけの金額を値引きとして還元してるんですから。
それだけ分割にする手数料というものは高額なのです。
分割にした方がお得なんてことがあったらローンという仕組みが成り立たなくなっちゃいますから。
トータルの支払金額は値引きが減っても間違いなく現金購入の方が安いはず。
現金が用意できるのであれば現金購入にしましょう。