新車の商談をしていると他のディーラーと商談を掛け持ちしていても、最終的に契約するのは一つのディーラーですから他に商談していたディーラーには断りを入れなければいけませんね。
でもこの断り方もコツがあり、中途半端な気持ちではなかなか断らせてもらえないかもしれません。
しかも変な断り方をすると家まで押しかけてきて面倒くさくなったり断り切れていなかったり。
あなたの断り方は本当に正しいでしょうか。
元カーディーラー営業の私が理想とする断り方はコレ!
わざわざお店に行って断るのは絶対ダメ!
これは絶対にダメです。
というよりも断るのが超大変になります。
お店に行って断りの話を切り出すと早々に上司が同席して『お願いですからうちから買っていただけませんか』とひたすらお願いされます。
それに相手を目の前にして断るというのはとても難しく、結局断れなくなります。
少し値引きを拡大しますから考え直してくれませんかなんて言われたらもう本当に考え直してしまいますよね。
しかしそれでは本命のディーラーに今度は迷惑がかかってしまいます。
断ると決めたらまず絶対にお店に行ったりしてはいけません。
理想の断り方は会わずに電話でキッパリと!
前述しましたが断るときは会ってはいけません。
お店に行ってしまうと営業マンはもう諦めていても、店長をはじめとする上司陣が諦めていないので上司が営業に『もう一回説得してこい』などとプレッシャーをかけられます。
すると断りたくても営業もヤケクソでしつこく絡んできて時間だけ浪費して着地点を見失うことが多く、ダラダラしてしまいます。
それにお店に行くことは変な期待を持たせているとも言えます。
営業マンの為にも断りは電話で短くキッパリと!
電話での断りフレーズはこれ!
でも電話でキッパリってどんな感じで断ればいいの?
本当に単純に考えてください。
とにかく短くキッパリが重要です。
電話したらこのフレーズでokです。
『この間の商談の件ですが、他のディーラーで買うことに決まりましたので、せっかく頑張っていただいたけど今回はご縁がなかったということで』
これ以上は説明する必要もなく、特に謝る必要もありません。
あまりへりくだったりすると相手が調子にのって高圧的になってくる場合があるのでとにかく冷静に短くキッパリと、が大原則です。
もちろんきっぱり断るというのは簡単では無いことはわかりますが、営業だった私がいうのだから間違いありません。
きっぱり断らないと変な期待を持たせるだけでしつこくなってしまうのできっぱりが重要なのです。
曖昧な断り方では営業マンが家に来る!?
あまり濁すような断り方だったりすると営業マンは『まだいけるかも』と思い、すぐに家に来ます。
”家に行く”というのは営業マンの一つの作戦であり、まず誠意を見せているというパフォーマンスと、情に訴えかけて会う機会を設け、逃げ場をなくすことです。
家に来られてもかわいそうとか思わずにインターホン越しできっちりと断り、帰ってもらいましょう。
まとめ
ディーラーの営業マンは諦めが超悪いです。
それはそのように教育されているから。
だからしっかりと断りきれてないといつまでも家に来たり電話が来たりします。
彼らはそれらを活動と呼び、美徳としているから。
断りきれず、希望を持たせている方がよっぽどかわいそうですので、営業マンの為を思うならキッパリと断りましょう。
間違ってもお店に行ってしっかり会って断ろうなんて考えてはいけませんよ?
とはいえメールでお断りをするとやはり家に来ます。
鉄則は『電話で短くキッパリと!』