ディーラーって普段あまり行かないからよくわからない。。
ちょっと気になる車があるんだけど試乗だけして帰ることはできる?
試乗って無料なの?
元カーディーラー営業がディーラーの裏側を教えます。
目次
迷惑じゃないから試乗すべし!
車は高価な買い物ですから当然簡単には決められません。
もちろん乗ってみて実際に見てみて決めるというのは当然のことです。
ディーラーは試乗だけも当然迷惑ではありません。
むしろディーラーは『唯一試し乗りができる、試乗しに行くための場所』です。
欲しい車がある、気になっている車があるなら遠慮せずにどんどん試乗しましょう。
こんな試乗は迷惑!
お店にある試乗車に全部乗ってみたいなどの試乗マニアは明らかな冷やかし客と判断されます。
多くても気になっている車種2〜3車種程度に絞りましょう。
そもそも試乗の流れがわからない!
試乗はとっても簡単です。
お店に直接行って『〇〇という車を試乗してみたいんですけど』というように試乗する場合と事前に電話予約にて試乗を予約するという方法があります。
前者の場合は試乗できる車がその日そのディーラーにある車だけと限られてしまいますが、事前に電話予約できればその店舗に希望の試乗車がなくても近隣の店舗から取り寄せて用意することもできます。
試乗はもちろん無料でお金はかかりませんが、試乗の際は免許証の確認がありますので必ず免許は持っていきましょう。
また、車に乗り慣れていない人が練習がてらなどの理由で試乗は絶対にやめましょう。
あくまで自分の車ではありませんからぶつけたり事故を起こしたら大変です。
ちなみに万が一事故を起こした場合はあなたの責任となり、あなたの自動車保険で対応することになります。
試乗中の大事な4つのポイント!
①普段乗り慣れていない車なので安全運転を
当然ですが試乗車は乗り慣れていない車です。
ハンドルの切れる感覚やスピード感まで全て違うので普段乗っている車よりも安全運転を心がけましょう。
どうしても直線道路などでスピードを出してチェックしたくなる場合もあります。
もし最寄りに高速道路があれば1区間だけであれば乗ってみたいという要望も聞いてくれる場合もありますので相談してみましょう。(もちろん高速代は支払いましょう)
②運転手が他にいる場合、みんな交代で乗ろう
例えば夫婦で試乗に来て両者とも運転する場合、両者とも途中で交代して試乗をしましょう。
よく奥さんが遠慮して乗らないなんてことがありますが、絶対に乗ったほうがいいです。
乗ったと乗らないでは0と100くらい情報が違いますからね。
③ゴルフバッグやベビーカーなど実際に積んでみる
ゴルフをやられる方だとゴルフバッグが何個詰めるなどは重要な判断基準となりますよね。
実際に持っていって積んでみると良いでしょう。
実際ゴルフをやられる型の大半はシミュレーションとして積んでみたりしています。
それ以外にも普段の用途に近い使い方を想定して積みたいものを持っていったりすると良いでしょう。
買ってから『あの時確かめておけばよかった』となっては遅いです。
④家の駐車場に入れてみる
もし家の駐車場がギリギリかもしれないなどの不安があれば、事情を説明して家の駐車場に入れてみましょう。
これがなぜ重要かというと、一見入っているように見えても実は道路の側溝に車がはみ出して私有地ではないので車庫証明が取れないということがあります。(側溝は基本的に公道扱い)
実際過去に私のお客さんで家の駐車場が道路に面していて歩道の側溝に車がはみ出してしまって泣く泣くよそに駐車場を借りるという方もいました。
営業が見れば車庫証明が通るか通らないかは大体わかりますので車庫証明に不安があれば営業にみてもらいましょう。
試乗だけして帰ることはできる?
試乗が終わったら買わされそうだからすぐに帰りたい。。
これはぶっちゃけた話をすると営業が試乗だけではなかなか帰してくれないです。
とはいえ買うまで帰さないと言っているわけではありません。
これはディーラーの裏側の話ですが、営業も試乗してもらってただそのままお客さんを返してしまうと上司から『何やってるんだ』と叱責されてしまいます。
最低限営業も見積もりくらいは出さないといけないのです。
なので見積もりくらいには付き合ってあげると良いでしょう。
もちろん『今日は買いません』と言い張っておけば買わされることはありませんから。
試乗だけで帰りたいなら試乗予約はしないほうがいい!
もしどうしても試乗だけして帰りたい場合は試乗予約はせずにふらっと立ち寄ったふりして『ちょっと時間があまりないんだけど少しだけ試乗したい』のような感じでいけば試乗だけで帰ることもできます。
試乗予約をすると時間があると思われる上に営業もかなり期待しています。
しかし試乗予約をしない場合、事前にお店に乗りたい試乗車があることをチェックしておかないとできません。
ディーラーは全車種の試乗車がお店にあるわけではありませんのでそのお店には乗りたい試乗車がないこともあります。
学生でも試乗はできる?
学生でも当然運転免許証があれば試乗はできます。
ただし、学生だけではかなり冷やかし判定されるので親も一緒に行ってくれるのであれば親が同伴の方が良いでしょう。
実際購入となれば現金一括で買えるのであれば問題ありませんが、学生が自動車ローンを組む場合は審査に落ちることが多いです。
試乗は重要な購入基準、じっくりしよう!
試乗は車を買うための重要な判断基準。
もちろん実際に乗ってみて『やっぱりこれじゃない』と思うことも当然あります。
やはり検討をやめるといった場合にはその旨もはっきり営業には伝えましょう。
適当に濁すと営業も『買うかもしれない』と思ってアタックしてきます。
試乗車を写真や動画もたくさん撮って後で家で見返してみてじっくり決めましょう。