ディーラーっていきなり行って相手にしてもらえるの?
商談予約とかしないといけないの?
車って頻繁に買うもんじゃないからどうしていいかわからない方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、あなたの購入にあたっての気持ち次第では予約したほうがいい場合もあれば、しないほうがいい場合もあるんです。
ディーラーに商談予約をすると実は裏ではこんなことが起こっているのですから。
目次
商談予約は必要or不要?
私のいたお店では付き合いのあるお客さん(管理顧客)はほぼ商談予約の連絡をもらってました。
『ちょっと買い換え考えてるから何日に行くね〜』みたいな。
新規のお客さんは商談予約をする人はそんなに多くない印象で、突然『車見たいんですけど〜』って感じで来店します。
商談予約をしたほうがいい場合
試乗したい車があるなら商談予約を!
試乗車が置いてあるかどうかは意外とお店によってばらつきがあり、行けば必ずあるというわけではありません。
『乗ってみたい・見てみたい』という車が決まっているのであれば電話してみましょう。
そのお店になくても事前にリクエストが分かっていれば近隣の店舗から手配できる場合があります。
ただ当然ですが、『試乗したい』と言ってくるお客さんはディーラーからしたらメチャクチャホット(ホットとはすぐに買うかもしれない客のこと)なのでおそらく簡単には帰してくれません。
本当に『ただ乗って見たいだけ』ぐらいだったらやめといた方がいいかもしれません。
値引き有りの商談したいなら予約をしよう!
もう他の競合ディーラーにも行ってきて、すぐにでも商談がしたい!という状況であれば商談予約をしたほうがいいです。
商談予約の電話してくるお客さんに冷やかしはまずいないので営業マンはすでに本気になっています。
つまりすぐに値引き有りの商談に応じてくれる。
しかも商談予約が入るとホットな商談があること自体が上司の耳にも入る為、あわよくばその日に結構な値引きが出るかもしれません。
基本的に値引きというのはふらっと立ち寄ったお客さんぐらいではでません。
なぜなら営業マンはふらっと来店された店頭客にはまずしっかり話を聞いて、このお客が冷やかし客かどうか見極めているので、すぐに商談には入ってくれません。
『この値引きが出るなら即決する!』ぐらいの臨戦態勢なら電話して商談予約をしましょう。
商談予約をしないほうがいい場合
まだ買うかわからないがカタログは欲しい
これぐらいの気持ちであれば電話していくなどは絶対にやめたほうがいいです。
急かされてもしかしたら買ってしまうかもしれません。
意外と多いんです。カタログ見るだけ〜なんて言ってそのまま買ってしまった人。もちろんそんな値引きは多くないですが。
でもせっかくこのサイトを見ているならそんな勢いでは決めて欲しくないですね。
値引きを大きくする為には絶対に一回の商談で決めてはいけないから。
一回で決まってしまう商談は間違いなく限界値引きではありません。
限界値引きを出す為の方法はこちらに詳しく書いてあります。
参考【究極の商談シナリオ】新車の値引きを限界まで出すには『7つの極意』を守れ!!
新車の商談はただ黙っているだけでは値引きはしてくれません。 かといって『値引きして!』と言えばいいわけでもありません。 商談なんて年中するもんじゃないからやり方も商談の流れもよくわからないですよね。 ...
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商談はしたいけど名前や住所は教える気はない
当然ですが商談予約の段階で名前と電話番号は聞かれます。
まだ教えたくない場合は商談予約はそもそもできません。
ただ、商談はしたいけど名前や住所を教えてくれないお客さんがたまにいますが、これは確実に営業マンに冷やかし認定されているので見積もりは出してくれるけど値引きは絶対に出ないでしょう。
でもこういう人に限って『値引きは?』って聞いてくるんです。
後で連絡もつくかわからない人に営業マンは値引きは出しません。
ただの値引きの叩き台になってしまいますから。
冷やかしと思われたくないなら最低限連絡のつく情報は教えましょう。
買う気があるなら商談予約を
あなたの車を買う気持ちの高まり具合に応じて商談予約はするかしないか見極めましょう。
もう車種は決まっている・すぐに具体的な数字の話がしたいぐらいの状態であれば商談予約をしたほうが本気度も伝わり、値引きも比較的出やすいです。
逆にまだ車も決まっていない・買うかもわからないくらいなら商談予約はせずにふらっと立ち寄ってカタログをもらって速攻で逃げるように帰りましょう。
あまり話し込むと気づいたら少ない値引きで契約書にサインしているかもしれません。
点検は予約なしは厳しい?
ディーラーは商談以外にも点検で来店することもありますよね。
では点検には予約は必要?
点検は基本的に予約制
基本的に点検はどこのお店も予約制を取っています。
どうしてもメカニックが暇にならないように事前に営業スタッフがみっちり点検の案内をして予約枠を埋めていますからね。
それに点検は最低でも30分から1時間はかかるので予約制にしないととんでもない待ち時間が発生してしまうから。
空きがあれば予約なしでも点検できる
とはいえ完全に予約がないと点検ができないわけではありません。
当日に急遽キャンセルになっていたり、そもそも予約枠が埋まっていない場合も当然あるから。
空きがある可能性もあるので当日でも電話してまずは確認してみましょう。
平日は割と空きが多い
特に平日は土日に比べて点検に空きがある場合があります。
どうしても土日は予約客でいっぱいになってしまうので空きは見込めないでしょう。
平日なら当日の電話確認で点検できる場合が多いです。
突然のトラブルなら予約なしで対応してくれる場合も
私がいたところでは緊急時のトラブルに対応するために整備のリーダーは必ずフリー(整備予約が入っていない)状態にしていました。
なぜならディーラーは緊急時に来店することもあるから。
一番多いのがタイヤのパンクで、そのほか何かトラブルがあって一番近いディーラーだったといった場合のようなガソリンスタンドみたいな側面も持っています。
そういった緊急時の整備に対応できるようにしてあるお店もあるのです。
まとめ
ディーラーは普段行く機会が決して多い場所ではありませんからわからないことが多いですよね。
点検の場合は予約したほうが間違いないので予約することをお勧めします。
商談の場合は上でも説明したようにあなたの車購入に対する本気度次第で使い分けたほうが良いです。
カタログ見たいなーぐらいで商談予約をしてしまうと営業のしつこい攻撃を断るのに苦労しますからね。
ただ最近では密になるのを防ぐために完全予約制を取っているディーラーもありますのでまずは確認してみることが重要です。