トヨタのライズやダイハツのロッキーは街で相当見かけますね。
何と言っても売れている理由はその手頃な価格やサイズ感にあります。
170万円台から買える手頃さがウケたこのコンパクトSUVですがもちろんもっと値引きして買いたいもの。
果たしてどう攻めるべきなのか?
目次
ライズ&ロッキーはこんな車!
『ライズ』と『ロッキー』は共同開発車
この2台はトヨタとその子会社であるダイハツが共同開発したものであり、基本的なプラットフォームは共通としながら細かい部分では両メーカーそれぞれの独自のアレンジが施され、各傘下の販売店にて別の車として販売されている兄弟車です。
エンジンなどメインとなっている部分がダイハツ製であることからOEM車と言われることもありますが、四輪駆動システムに関してはトヨタ製であるなど、正式には共同開発車とされています。
日本のようにあまり広くはない道路事情において、全長4m以下のコンパクトサイズ、そして200万円以下で購入することも可能というリーズナブルな価格のSUVは多くないため、気軽にアクティブさを求めるドライバーを中心に人気の2台となっています。
『ライズ』『ロッキー』の同じポイント
2台ともサイズ、エンジン、駆動システムなどについてはすべて共通しており、基本的な性能は同じです。
初登場時のエンジンは1.0 L直列3気筒ターボのみのラインナップでしたが、2021年に1.2L直列3気筒のハイブリッドエンジンが加わりました。
外寸は5ナンバーに収まるコンパクトサイズでありながら、室内は1,620mmという車高を活かした広さの感じられる作りになっており、前席と後席の距離も900mmと、後席でも膝周りにはかなりの余裕があります。
後席は前に倒すことでフラット化することができ、スノーボードといった長物を積み込むことも可能です。
倒さない状態でも369Lと同クラス最高レベルの荷室容量を実現させており、日常の利用に十分な大きさを備えています。
走行性能はガソリン車の場合で、1.0Lながらもターボによって2,400rpmで140Nmというパワフルなトルクを発揮し、コンパクトなボディも相まって軽快で安定した走りを見せます。
『ライズ』『ロッキー』の異なるポイント
両者は基本的な部分はほぼ同じといっていいものになっていますが、トヨタ・ダイハツそれぞれの考え方や経緯によって細かな違いを持っています。
たとえばトヨタは1994年に『RAV4』というSUVを発売しています。
日本におけるコンパクトサイズのクロスオーバーSUVの先駆け的存在であり、街乗りもオフロードもいけるカジュアルな車として若者を中心に人気を博し、90年代SUVブームの火付け役ともなりました。
RAV4はその後、海外を中心とした販売に切り替わり、モデルチェンジを重ねるごとに大型化、2018年には再び日本でも発売されるようになりましたが、かつてのRAV4のカジュアルな存在感とはかなり違うポジションとなっていました。
そうした経緯もあり、新たに投入された『ライズ』はそのサイズ感から、かつての『RAV4』が担っていたユーザー層を意識している側面があります。
そのためかつての『RAV4』を引き継ぐようにワイルドさとカジュアル感を併せ持つようなエクステリアデザインになっており、低めに配置されたフロントグリルはSUVでありながら重心の低さを感じさせます。
また『ロッキー』にはない専用色として「ターコイズブルーマイカメタリック」が用意されている点も、街乗りのカジュアルさを意識してのものでしょう。
グレードの点でも、両者を通じて最も価格が低く抑えられているのが『ライズ』の「X」です。
一方の『ロッキー』は、『ライズ』が初代であるのに対し、ダイハツで1990年に発売され2002年に販売終了となった初代の名を受け継ぐ2代目と位置づけられています。
初代『ロッキー』はライトクロカンとして登場しており、サイズこそコンパクトではあるものの、本格的なオフロード走行も可能な車としてアウトドアを好む層に人気を博しました。
そのため、この『ロッキー』でもクロスカントリーの方向性が強めに意識されており、『ライズ』に比べて高めに大きく配置されたフロントグリルは、オフロードの走破性を感じさせる重心の高さをイメージさせられます。
両者を通じて最も高級なグレードは『ロッキー』の「プレミアムG HEV」で、装備の充実とやや高級志向であることも窺わせています。
また『ロッキー』の専用色は『コンパーノレッド』で、こちらもアウトドア的なアクティブさを感じさせるものになっています。
他に2台の大きな違いとしては、コネクテッド機能の違いがあります。
いずれもトヨタ・ダイハツそれぞれが開発した独自のシステムを採用しており、「ダイハツコネクト」は車載通信機を使わず料金持つ用がない点、「トヨタコネクティッド」はT-Connectナビをオプションで付ける必要があるなどの違いがあります。
このようにどちらも基本的な部分はほぼ共有されていますが、コネクテッド機能のシステムや、メーカー内での位置づけによるコンセプトの方向性などに違いを見ることができます。
そしてどちらにも共通するのが、コンパクトでオン・オフともに十分な性能を発揮できる、手頃な価格帯のクロスオーバーSUVだということが言えるでしょう。
ライズ&ロッキーの値引きシナリオ!
ライズ&ロッキーは同じ車なので価格もほぼ同じ。
つまりライズとロッキーのトヨタVSダイハツ勝負でもいいし、トヨタ同士でライズの競合やダイハツ同士でロッキーの競合でもOKだ。
まずはあなたがどちらが欲しいかを絞る必要がある。
ライズならライズだけで攻め、ロッキーならロッキーで攻めた方がディーラーも商談の本気度が変わってくる。
しかし本当に価格だけで決めたいというのであれば全ての競合にさせて限界まで値引きを引き伸ばしてもいいだろう。
目標値引き額 | 15万円〜20万円 |
競合車 | ライズ・ロッキー |
商談回数 | 2回 |
商談難易度 | 普通 |
値引き目標は15万円を合格ラインとし、20万円が出れば万々歳です。
ここでは紛らわしいのでライズを購入する流れで統一します。
1回目:トヨタにて商談トーク
まずは一軒目のトヨタディーラーに行きましょう。
競合を匂わせ値引きが出ても出なくともまずは切り上げましょう。
必ず商談は一度切り上げること
営業がなかなか帰してくれない場合ここで一番有効な断り文句が『まだ他の車も見たい』というワード。
これを言われるとディーラーもこれ以上攻めることができないので切り上げるには一番有効な一言です。
1回目:ダイハツでの商談トーク
次はライズの見積もりを持ってダイハツに商談に行きます。
すでに見積もりを取ってきている客はディーラーからすれば冷やかしとは思われず、ホット客なので値引きが出やすいです。
そしてダイハツの営業は『今日この場でロッキーを契約してくれるなら最大の値引きを出します』というトヨタに行かずにこの場で即決を条件に値引きを出すことが想定されます。
しかしここではまだ値引きを引き出したいので『値引き次第では考えますが、まずは聞いて見ないことにはなんとも』ということでかわしましょう。
ここで値引きが出たら、やはり決められないということでここでも切り上げましょう。
値引きを出してからダイハツは相当帰してくれないと思いますがここでは必ず切り上げます。
2回目:トヨタでの商談トーク
2回目のトヨタではロッキーの見積もり出してダイハツの値引きも伝え商談を進めましょう。
もしここでダイハツより値引きが大きければ即決しても良いと思います。
しかしここでダイハツを下回るようでしたらこれはもうトヨタに断られているようなものなので値引きは望めませんので他のトヨタで競合するか、ロッキーを買いましょう。
競合しすぎはNG
競合もやればやるだけいいというものではなく、嫌われない程度にやらなければいけません。
しかしビビっては値引きも出ないので適度に競合させ、ここだ!というところで決めましょう。