車の色選びって悩ましいですよね。
数年から場合によっては10年以上乗るものですから適当には選べない物。
でも車は一つの資産ですから色で数年後のリセールバリュー(売却時の値段)が決まってしまうなら少しは考えたいですね。
では派手な色は値段が落ちやすいのか?
目次
そもそも派手な色って買う人いるの?
私が営業時代に実感したことですが、派手な色は結構人気です。
しかも派手な色を選ぶお客さんはもうその色一点だけを目指して買いに来たって感じです。
まあいわゆるその色に一目惚れしてるわけですね。
意外と車のCMやカタログの表紙に載っているいわゆるその車のテーマカラーは大体派手だったりします。
マツダの車全般やシエンタなんかも派手な色を打ち出していますね。
色は好みなので正解はない
当然ですがこればっかりは正解がありません。
色は好みですから嫌いな色には乗り続けるのは嫌ですしね。
もちろん『この色なら在庫車があるのでお安いですよ』なんてこともあったりするのでそこは折り合いをつけて買われている方もいますが。
逆にお客さんで『どの色がいいかなーおすすめある?』みたいに聞いてくる方は大体白かシルバーが汚れが目立ちにくいのでお手入れが楽ですとお伝えすると買います。
派手な色の車は査定額が下がる?
まず言っておくと、色が理由で下がることはありません。
ありませんというと語弊がありますが、基本的な査定基準に、色による原点はありません。
しかし、実際に中古車として査定する場合は市場の人気や需要によって色による加点は存在します。
つまりどんな色でもまずは同じ条件で、人気の色であれば加点されて値段が上がるということです。
あくまでその時の中古車市場の需要次第ですから、例えばめちゃくちゃ派手な色でもその色が市場で人気であれば査定額は上がります。
まあめちゃくちゃ派手な色が査定額が高いということは考えにくいですけどね。
白・黒・シルバーは人気色なので加点されやすい
私がディーラー営業時代に肌で感じたのは、白・黒・シルバーは加点されやすいということ。
やはり中古市場でも需要が高く、ビジネスシーンでも使えるので乗る人を選ばないのですね。
実際白とシルバーは大変良く売れました。
黒は意外と売れないというか、あまり売りたくないので売らない方向に話を進めていました。
ディーラーは黒い車は売りたくない!?
黒い車というのは本当に営業泣かせな色でして、どうしても小キズが目立ちやすいのです。
なので納車の日まで何回もチェックしますが、チェックするたび気になってしまいます。
そこまで気にしない方がほとんどですが、この手の小キズは見れば見るほど見えて来てしまうのですね。
意外かもしれませんが新車でも小傷は意外とついてます。
なので黒い車は必ずと言っていいほどボディコーティングをオプションで入れてもらっていました。
黒い車は売りたくない
色は好みなので好きな色を買おう!
結局のところ、車は長く乗るので好きな色を買うのが一番だと思います。
以前実際に『やっぱ色が気に入らないから買い替えたい』ということで買って数ヶ月で買い替えたお客さんもいらっしゃいました。
数ヶ月での買い替えは査定額を考えても絶対に損しますからお勧めできません。
数年後のリセールバリューはそんなに考えずに好きな色に乗るのが良いカーライフを送れると思いますよ!