人気記事 商談・値引き

ディーラーの『決算セール』っていつ?本当に車が安いの?

カーディーラーは9月と3月の決算期が近づくと『決算セール』などと称して大売り出しにかかります。

チラシが入ったり、テレビでCMがたくさん流れたりと。

でも本当に決算の時が車を一番安く買えるの?

元カーディーラー営業が決算セールの裏側をお伝えします。

ディーラーに査定額ごまかされてない?

これから商談の方は事前に愛車の買取相場をざっくりでいいから把握しておくことは非常に重要です。

なぜなら相場がわからないとディーラーに下取り時に『査定額は50万円ですね』と言われても果たしてそれが高いのか安いのかわかりませんよね。

本当は80万円かもしれません。

『そんなことはあり得ない』と思うかもしれませんが残念ですがこの業界は普通にそれくらい査定額が買い取るところによって変わります。

事前に買取相場を知らずにそのまま買い取られたら30万円損したことになります。

ズバット車買取比較では32秒のクイック診断で過去の膨大な中古車売買データから算出した愛車の買取相場額を表示してくれるので事前に相場を調べるにはもってこいのサービス。

もちろん利用はすべて無料なのでまずは愛車の買取相場を事前にチェックしておきましょう。

ズバット車買取比較へ

『決算セール』は集客の為のツールでしかない

カーディーラーの決算セールは大本命が一番売れる3月がメインで、次に小決算が9月です。

ここで間違ってはいけないのは『一番売れる月』と『一番安い月』は全く違うということ。

残念ですが決算セールはディーラーにとって集客のためのツールです。

『決算=安い』という消費者の思い込みを利用して集客しているのです。

だから一番売れる月は来店数が圧倒的に多い3月です。

そもそも車は飛ぶように売れるものではないので『お客さんから車を買いにくる』という状況はディラーからしてみればとてもありがたい状況で、あまり値引きしなくても売れるのです。

そもそもなぜ『新車』は値引きをする?

カーディーラーは正直なところ新車販売での利益はそんなにありません。

まずは車を売ってその後の点検や車検などのお付き合いで稼いでいるのです。

身近なところで例えるとウォーターサーバーが似ています。

とにかくまずはウォーターサーバーをお客さんのお宅に置いてもらってその後の水の注文で稼ぐというスタイルですね。

だからウォーターサーバーも設置までのハードルは非常に低くしています。

ショッピングモールの一角でよくウォーターサーバーが置いてあって販売員たちが『3ヶ月無料で設置できますよー』みたいに声をかけて寄ってきますよね。

あれはわざわざショッピングモールに決して安くない区画使用料を払って販売活動しているのです。

そしてその使用料を払ってなおかつお客さんには無料でサーバー設置サービスです。

『慈善事業かよ!』と突っ込みたくなりますが、あくまでウォーターサーバーを売って利益を出すのではありません。

その後の継続的な水の注文で利益を得ているのです。

逆に言えば常にウォーターサーバーを設置してもらって分母を増やさないことにはやっていけないのです。

車業界も同じでとにかくまずは自分たちのところで車を買ってもらわないことには分母が増えず、その後のお付き合いすらも発生しません。

競合他社に取られるくらいなら新車販売時は利益がなくても、場合によっては赤字でもうちのお客さんになってほしいので車業界は1年中値引きしているのです。

言い換えれば新車は他ディーラーの見積もりを持って競合させれば1年中買い時、年中決算セール状態なのです。

むしろ決算月は値引きが少ない!?

上でも説明しましたが競合がいる場合は車は一年中値引きしています。

いいですか?これはあくまで『競合がいる場合』です。

そうなんです。決算月に来店するお客さんは決算が一番安いと思い込んで来店した、いわば『車購入のド素人』なので他ディーラーで見積もりを取ったりと競合している方が非常に少ないのです。

よって、少ない値引きで契約となってしまうのが現状です。

つまり一番安い月は決算月ではありません。

一年間の月ごとの車の売れ方!

ではここでディーラーの一年間(年度始めの4月から年度末の3月まで)の車の売れ方を私がいたところの体感でお話しします。

4月:売れない

4月は3月の決算セール後の反動からそんなに車は売れません。

とはいえ反動がある月の割には転勤や異動などの新生活で車が必要になったということで急いで買われる方が多く来店されます。

『とにかく早く車が必要』という時間がない方が多いのでそんなに値引きを絡めたじっくり商談をする方は少ない傾向に。

ちなみに中古車は新車より乗り出しまでの時間が圧倒的に短いのでこの月は中古車の方が動きます。

5月:売れない

5月はゴールデンウィークなどの休暇もあり、レジャーへの消費が多くなるので車への購買意欲は低下傾向に。

しかし5月は新人研修を終えた新卒の営業マンが活動する頃で、当然新人はそう簡単には売れないので上司が同席して少し値引きを多くしてでも『車が売れる』感覚を身につけてあげる時期です。

なので新人の営業マンに当たればラッキー。

競合で揺さぶると簡単に値引きがおおきくなります。

6月:やや売れ

6月は梅雨時でレジャーへの消費も落ち着き、ディーラーへの来店も多くなります。

特に決算期などを意識していないお客さんが目立ちます。

値引きがうるさいお客さんが少ないのも特徴なので慣れてきた頃の新人が一番売りやすいのもこの時期。

この月はベテランスタッフよりも新人が売ってしまうこともザラです。

7月:やや売れ

6月の流れのままやや売れ状態が続きます。

お盆の里帰りまでに車がほしいなどの需要が増えてきます。

8月:超売れない

実は8月は1年の中で一番車が売れません。

本当にメッチャ売れません。

8月はお盆で田舎に帰ったり、旅行や遊びにいったりとレジャーでの金銭消費も多く、また車を使う機会も多いので新車購入にはどうしても繋がりにくいのです。

だから8月は本当にびっくりするくらい売れません。

9月:やや売れ

決算なのでは?と思うかもしれませんがそこまで爆売れはしません。

8月のレジャー消費からの9月なので財布の紐を締め直す時期に入りますので実は決算といってもそこまで売れるわけではありません。

とはいえ6〜7月よりは売れる傾向にあります。

10月:やや売れ

またフリーの来店が多くなる時期です。

試乗をしてみたいとか少し見積もりがほしいなど気軽な来店が増え始めます。

ディーラーのショールームもハロウィンの飾り付けなどをして立ち寄りたくなる雰囲気に。

もちろん子供にはお菓子もたくさん配ります。

11月:普通

一番フラットな月かもしれません。

逆にいえば営業スタッフの中で売れている売れていないが顕著に現れる月です。

フリーの来店は少し減る傾向に。

12月:やや売れない

どうしても年末なので慌ただしく、車の購入には気持ちが向かない時期。

しかも年内に登録してしまうと初年度登録がたった一月で1年落ちになってしまうので気にする人は年が明けてから買います。

事実、中古車買取の目線で見ると年式だけでしか評価されないので同じ一年でも11ヶ月分評価されずに損していることにはなります。

1月:初売りで売れる

1月は新年お年玉セールや初売りなどと銘打ってディーラーも販売促進にかかります。

何かと1月は財布の紐も緩みがちで車購入も多くなる頃。

意外と1月は車が売れるのです。

2月:爆売れ

2月は爆売れの月。

実は3月と同じぐらい売れます。

というのもその理由は車は販売して売上ではなく、登録(ナンバープレートが発行される)して売上なので、ディーラーが決算までに売上を上げるためには登録できる時期を逆算すると一月前から売らなければなりません。

なので管理客へのアプローチはかなり熱心に行うので付き合いのあるお客さんの代替えはこの2月に集中します。

3月:爆売れ

ご存知の通り、決算月なので一番売れます。

世間は決算=安いと思い込んでくれているのでとにかく来店数が多いです。

既存のスタッフだけでは手が回らなくなるので本社から応援スタッフが派遣されるほど。

当然ですが来店数が多いのでよく売れます。

そんなに値引きしなくてもよく売れます。

しかし車は前述の通り登録して初めて売上なので実は3月も後半になると月内登録は難しいので実は3月後半は決算値引きは適用されません。

本当の車の買い時はいつ?

決算月はお客さんが『安い』と思って来店してくれるから当然1年の中で一番来客数が多いです。

そして前述の通り販売機会が一番多いのでそこまで値引きをしなくてもそこそこ売れます。

逆に一番売れない月こそ値引きしてでも売りたいのではないか?

ええ、その通りなんです。

8月が狙い目の月!

上記でも触れましたが8月は一年で一番売れない月です。

しかし営業マンにとっては8月も3月も同じ1ヶ月であり、目標販売台数というものが設定されています。

営業マンとしては1台も売れない月というのは生きた心地がしないので値引きしまくってでも売りたいのが本音です。

スイマセーン、ちょっと見積もりをお願いしたいんだけど(8月)
営業
(おぉ、神よ・・・)

とまあ8月はもはや来店しただけで神扱いされるような状況です。

ちなみに私のいたところでは8月と3月では体感的に売り上げが5倍は違いました。

もし1年の中で購入時期がいつでもいいという方は絶対に8月がオススメ。

とはいえ8月でもきちんと競合させなければ3月同様少ない値引きで契約となってしまいます。

しかし8月は全てのディーラーが売り上げに飢えているので競合させれば値引きがかなり引き出しやすいです。

下記に値引きがしっかり出る商談方法をわかりやすく解説しています。

参考【究極の商談シナリオ】新車の値引きを限界まで出すには『7つの極意』を守れ!!

新車の商談はただ黙っているだけでは値引きはしてくれません。 かといって『値引きして!』と言えばいいわけでもありません。 商談なんて年中するもんじゃないからやり方も商談の流れもよくわからないですよね。 ...

続きを見る

まとめ

とはいえ車の購入は8月だけ狙うというのもなかなか難しいですよね。

大丈夫です。結局は8月に買おうが3月に買おうが値引きはあなたの商談の進め方次第です。

ただ一つ言えることは決算セールだから自動的に安くなるということは絶対にありません。

しっかりと競合させれば値引きは必ず大きくなります。

値引きを気にするより査定額を気にしろ!!”強み別”一括査定サイト3選!

車業界は一年中値引きがあるので、実は一番差がつくのは値引き額ではなく査定額です。

A店では30万円値引きしてもらっても下取り額が10万円で、B店は値引き額が20万円でも下取り額が30万円かもしれません。

そうなると当然B店の方がお得ですよね。

ディーラーに下取り額、ごまかされていない?

新車の商談で大きな値引きが出たぞ!って喜んでいても実は下取り額で調整されていませんか?

下取り額をごまかされないためにも今あなたが乗っている車の概算査定額を把握しておくことは重要です。

ディーラーに下取りに出すのはもう過去の話。

最近では業界の流れとして一括査定を利用して買取専門店で車を売却する方がかなり増えています。

答えは当然『買取額を比較できて高額査定が出るから』

以前まではディーラーで車を買ったら無条件で下取りに出している方がほとんどでしたが、今はSNSなどで売却額なども共有できたりとネットに情報が溢れているので無条件で何も考えずに下取りに出す人は減少傾向です。

当然と言えば当然ですが複数の買取店で複数の査定額を比較することであなたの車の最高査定額がわかりますからね。

とにかく複数の査定額を比べることが超重要

何度も言いますが、一社の査定額では高いのか安いのかわかりません。

それをハッキリさせられるのが一括査定。

元カーディーラー営業の私がいうのもあれですが、所詮新車の値引きには限度があります。

ディーラーも同じものを売っている以上値引きの痛みは同じ。

『ここのディーラーだけめっちゃ値引きする!』とかありえません。

新車の値引きで何十万円という差は出ないのです。

大きく損得が出るのは下取り車の査定額

車によっては『嘘だろ!?』って言いたくなるくらいの価格差が普通に出ちゃいますから。

まずは愛車の概算買取価格を知るだけでもいいでしょう。

絶対に使える一括査定サイトを下記に『強み別』にまとめたので、あなたに合った一括査定サイトを利用してみましょう。

ズバット車買取比較

ズバット車買取比較はかんたんな入力で愛車の概算買取価格をスグに表示してくれるサービスが強み。

32秒のクイック診断で過去の膨大な中古車売買データから算出されるので概算とはいえとても精度が高く、しかも現在の買取相場から6ヶ月後までの買取相場を予想してくれます。

サービス開始から20年以上延べ250万人以上が利用しているズバット車買取はISOも取得済。

安心して利用できるサービスです。

 

最大比較社数最大10社
参加企業数281社(2024年9月現在
対応地域全国
このサイトの強み愛車の買取相場がスグわかる
費用すべて無料

カービュー愛車一括査定

carview

『カービュー愛車一括査定』は何と言っても参加企業数の多さが好評。

参加企業数は業界ダントツの300社以上なので全国どのエリアでも偏りなく対応可能。

地元の買取業者から大手中古車買取企業まで幅広く査定ができるのが好評。

愛車の買取相場もオンライン上ですぐわかるのでとても便利。
最大8社の査定額を見て一番高いところに売却するのもいいですし、納得いかなければもちろん売らなくてもOK!
一括査定のいいところを存分に利用しましょう。

最大比較社数最大8社
参加企業数305社(2024年9月現在
対応地域全国
このサイトの強み参加企業の多さ
費用すべて無料

車査定比較.com

『車査定比較.com』は何と言っても愛車の現在の買取相場から6ヶ月後の買取相場まで表示してくれるというサービスが大人気です。

地元の買取業者から大手中古車買取企業まで幅広い協力業者がいるのも嬉しいですね。

最大10社の査定額を見て一番高いところに売却するのもいいですし、納得いかなければもちろん売らなくてもOK!
一括査定のいいところを存分に利用しましょう。

最大比較社数最大10社
参加企業数211社(2024年9月現在
対応地域全国
このサイトの強み半年後の買取相場まで表示
費用すべて無料

-人気記事, 商談・値引き
-