『車を買う』というのは数年に一度、人によっては何十年に一度の一大イベント。
それ故に商談に不慣れなのか、中には間違った値引きの仕方をしている人も結構います。
値引きの方法に正解不正解はありませんが、嫌われる値引きの仕方は存在します。
今回は私が新車の営業だった時代に見た、嫌われる値引きの仕方をランキング形式でご紹介します。
第3位:嘘をつく客
これは当然人として良くありません。
商談テクニックと嘘は紙一重です。
他のディーラーで商談していることを隠して商談したりするのは一向に構いません。
ここでの嘘とは『あっちのディーラーでは100万値引きするって言ってたよ!』とかもはや虚言じみた嘘です。
いや、じゃあそっちで買ってくださいって話ですね。
これはテクニックでもなんでもありません。
ただの虚言です。
もちろん怖いし付き合いたくないので値引きは出しません。
あんまり適当なこと言っても営業マンにはバレますのでやめましょう。
第2位:怒りながら値引きを迫る客
たまーにいるんです。
思ったように値引きがでないことにイラついているのか、怒鳴れば値引きするとでも思っているのかふるふるしながら血眼で『もっと値引きせい!』って迫られたことがあります。
当然ですが超迷惑な上、なおさら値引きなんて出しません。
基本的に営業マンは『この客とは付き合えない』と判断したら売りたくない為、値引きを出しません。
営業があまりにも値引きが浅く、深追いしようとしない場合はもしかしたら売りたくないと思われているかもしれません。
商談は冷静に落ち着いて交渉しましょう。
第1位:『ネットでは〜』とネットを値引き材料にする客
私自身がネットでこうやって値引きの情報やテクニックなどの話をしているのに何を言ってるんだ?って感じですよね。
もちろんネットで色々調べるのは当たり前だし、むしろたくさん調べてください。
ただ私が言いたいのは、それを”商談で言わないで”ください。
『ネットではこんなに値引きを〜』とか『ネットではこのようにすれば〜』となんでも”ネットでは〜”を言えばいいと思っている方がいます。
『ネットでは〜』はクーポン券ではありません。
こう言われても営業マンには『ネットの情報は無数にありますし真実もあれば嘘もありますから』と交わされるだけ。
そもそも営業マンからすればそれを言われたところでじゃあ値引きしようなんて全くなりません。
それにネットで値引きの”方法”や”テクニック”をしっかり調べれば、まず『ネットでは〜』なんて言わないはずです。
中途半端に値引き知識をかじるのではなく、しっかり勉強してそれを口に出さずに商談に臨みましょう。
まとめ
この三つのパターンは間違いなく嫌われ、値引きは出にくくなります。
要するに営業マンが『あなたに売りたい!』と思えば値引きも出るし、逆に『売りたくない・付き合いたくない』と思われたら値引きは出ません。
営業マンに嫌われるイコール値引きが出ないということなのです。
新車を買った後もまたその営業マンから何年後かにまた新車を買うかもしれません。
営業マンと良好な関係を築くのが最大の値引きでしょう。