あなたは乗っている車と同じメーカーのディーラーで整備に出していますか?
オイル交換やバッテリーの交換などであればオートバックスなどのカー用品店でも全然OKですが、車の不具合が出ている場合はそうもいかない場合があります。
今回は違うディーラーに輸入車を整備してもらって起こったトラブルを当サイトに寄せていただきました。
一体どんなトラブルになってしまったのか。
カーディーラーでのトラブル体験談
私が住む小さな町に1件だけあるN社のカーディーラーでのトラブルの話です。
以前にN社の自動車に乗っていたので、そこで車検やメンテナンス全てをお任せしていました。
接客態度等には特に可もなく、不可もなく。数年で人事異動のため、顔なじみの人は入れ替わってしまうのですが、よくある田舎のカーディーラーです。
私がN社の車から今の某輸入車に乗り換えた際も特に迷惑そうな素振りも見せずに対応してくれていたのですが、いつかの整備の手際があまりにもひどくて、車を預けるのをやめてしまいました。
私の車は15年落ちの古い輸入車で少し特殊なエンジンを搭載しています。
先日のN社ディーラーで車検整備を終えて、しばらくしてから「停止状態から発進しづらい」「走行中に加速すると息継ぎをしたように加速しない」といった症状を起こすようになりました。
個人的に電気系統のトラブルであると推測したので、予備のイグニッションコイルを準備して、そのディーラーへ点検に出しました。
「原因を確認して、もし原因が分からないようならイグニッションコイルを交換してみてください」と説明して車を預けて数日後、結局「イグニッションコイルを交換したが直らない」との電話連絡を受けて、私は調子の悪いままの車を受け取りました。
これから車をどうしようかと考えていたとき、ふとエンジンルームをのぞいたらスパークプラグが規則的に光っているのを発見したのです。よく見れば、スパークプラグの碍子と呼ばれるセラミックの絶縁部分に亀裂が入っていて、そこから漏電していたのです。予備のスパークプラグに交換したらトラブルはきれいさっぱり消えてしまいました。
最後にスパークプラグをはずしたのは、もちろん先日のディーラーによる車検整備の時です。
私の車のエンジンのスパークプラグはガスケッットがなく締め付けトルクには注意が必要なのですが、それにしてもプロの整備士がプラグに亀裂が入るほど締め付ける、あるいはプラグを地面に落としたのかもしれません。
さらに、それを発見する事すらできなかった事実は、いずれにせよプロの整備士のする仕事ではないと、あきれて果てました。
おまけにイグニッションコイルの交換に支払った工賃の7000円は全くの無駄になりました。
工賃返還の請求をしようかとも考えましたが、N社ではない輸入車であることと、その特殊性を考えれば仕方がないのか。それと同時に、ずさんな整備にあきれてモノが言えない相反する気持ちから、言葉どおり閉口してしまいました。
結局、N社ディーラーには特に謝罪や請求を求めたりはしませんでした。
車は命を預ける乗り物です。信頼を置けない場所には預けられないという気持ちから、ただ黙って、整備を少し離れた個人の整備工場に移管することにしました。
車の値引き.comの批評
僕もカーディーラーにいたのでこの手のお話は沢山ありました。
ただ、ディーラーメカニックを擁護するわけではないですが、基本的にディーラーは自社メーカー車が一番得意な車種であって、他すべてのメーカーの車の締め付けトルクは把握できません。
なのでそもそもディーラーが自社以外の車の整備時に無理して安易に整備してしまったことが原因にあると思います。
よくあることですが、他メーカー車はトラブルシューティングに普段の何十倍と時間を要します。
それは自社メーカー車のフィードバック情報が使えない上に、『同じだろう』と安直にかかってもいけないから。
それと投稿者さんは少し車にお詳しいのかもしれませんが、「原因を確認して、もし原因が分からないようならイグニッションコイルを交換してみてください」というお願いをしているなら『おまけにイグニッションコイルの交換に支払った工賃の7000円は全くの無駄になりました。』というのは違うでしょう。
それはあなたの指示でメカニックも作業しているので当然の工賃です。
『原因がわかっていれば無駄にはならなかった』ではなく、そんなこと言わなければ、持ち込まなければメカニックは当然交換しなかったと思いますから。
結論:整備は同メーカーディーラーにお願いしよう!
他メーカーでましてや輸入車の整備依頼は、ラーメン屋さんで『パスタ作って』と言っているようなものです。
毎日同じ車を見ているメーカーディーラーに見てもらうことでこのトラブルは回避できます。