スズキのソリオの登場により、一気に市民権を得たコンパクトトール2BOX。
そこに新たな一石を投じたのがダイハツ・トヨタ・スバルの3社だ。
この3社といえば2代目bBなどでもそうだったがダイハツが開発、生産をしてトヨタ・スバルにOEM供給という形が多い。
まさにこのコンパクトトール2BOXも同様、ダイハツが開発生産してトヨタ・スバルにOEM供給される。
街でよく見かけるこの車、一体どんな車なのか?
そしてこの車の限界まで値引きを出す商談方法も紹介していきます。
目次
コンパクトトール2ボックス、いったいどんな車?
展開としてはトヨタが『ルーミー』、ダイハツが『トール』、スバルが『ジャスティ』となる。
bBの後継モデルという扱いだが、スライドドアとなっているので完全にライバルはスズキのソリオを意識している。
シエンタはあくまで3列コンパクトミニバンだが、こちらは5人乗りプチバンといったところである。
サイズはほぼソリオと同じ
全長は3700㎜×全幅1670㎜×全高1735㎜と幅は少し大きめだがほぼソリオである。
とはいえかなりコンパクトサイズなので運転や取り回しはかなり楽である。
参考までにトヨタのアクアはあんなに小さく見えるが、この車はアクアよりも約30センチも全長は短いのだ。
毎日運転するならわかると思うが、車の30センチはかなり大きい。
どんな層がターゲット?
やはりスライドドアが最重要視される子育て世代。
さらに付け加えるとヴォクシーやノアでは大きいからと女性から敬遠される傾向が多いので奥様方の子供の送り迎え専用セカンドカーという位置付けが濃厚である。
スライドドアは子供が勝手にドアを開けてぶつける心配もなく、狭い駐車場でもチャイルドシートに子供を乗せやすかったりと、小さい子供がいる家庭はスライドドアはとっても重宝するのだ。
逆にお年寄りがいる家庭でも乗り降りのしやすさからスライドドアは重宝される。
ただbBの後継車という背景もあるので少なからず若者も意識しているはずだ。
特にタンクはデザイン的にもかなりbBを感じさせる”若者向け”としている。
エンジンは1リッターNAとターボの2種類を用意、ハイブリッドはなし
ここはやはりダイハツといったところだろうか。
得意の直3、1リッターエンジンと同ターボの2展開。
軽自動車の技術を持つダイハツならではの小排気量エンジンだが、街乗りでは十分に走る。
高速走行が多いとかであればターボを選んでも良いかもしれない。
ただし、燃費に関してはソリオはハイブリッドがあるのでソリオに勝つのはちと厳しい。
今の時代にハイブリッドを投入しないのは賛否両論あるが、このサイズでハイブリッド化による車両重量のアップを考えるときっとハイブリッドの恩恵は少ししか受けられないかもしれない。
それで価格がボーンと上がってしまうようであれば1lターボという選択は非常に絶妙であると言える。
グレードは標準&カスタムの2パターン
タントを考えてもらうと分かりやすいが、グレードは標準グレードとカスタムグレードに分かれる。
4ブランド全てボディは共用だが、フロントマスクなどで印象を変えていく。
もちろんグレード展開の数もメーカーによって変わる。
印象的にはダイハツのトールとトヨタのタンクはフロントフェイスがかなり似ている。
ルーミーとジャスティはファミリー向けといったところか。
安全装備はスマートアシスト2
これはあくまでダイハツの車なのでトヨタのセーフティセンスやスバルのアイサイトがつくのではなく、ダイハツのスマートアシスト2がつく。
現代の車では欠かせない安全装備は無視できない。
この車の値引き商談シナリオ!
目標値引き額 | 20万円〜25万円 |
競合車 | トール |
商談回数 | 2回 |
商談難易度 | 普通 |
値引き目標は20万円を合格ラインとし、25万円が出れば万々歳です。
競合車も当然三兄弟でトールでもジャスティでも好きな方で同士競合とします。
ここでは紛らわしいのでルーミーを購入する流れで統一します。
1回目:トヨタにて商談トーク
まずは一軒目のトヨタディーラーに行きましょう。
競合を匂わせ値引きが出ても出なくともまずは切り上げましょう。
必ず商談は一度切り上げること
営業は値引きを出すとそう簡単には帰してくれません。
『なぜ今日決められないのか?』という障害を一つ一つ取り除こうとしてきます。
ここで一番有効な断り文句が『まだ他の車も見たい』というワード。
これを言われるとディーラーもこれ以上攻めることができないので切り上げるには一番有効な一言です。
1回目:ダイハツでの商談トーク
次はルーミーの見積もりを持ってダイハツに出向きましょう。
ここではルーミーの見積もりに値引きがなくても構いません。
ダイハツでは『トヨタで見積もり取ってきたんだけどこちらだとどれくらい安くなります?』という感じで進めましょう。
すでに見積もりを取ってきている客はディーラーからすれば冷やかしとは思われず、買う気満々に見える超ホット客なので値引きがすんなり出やすいです。
[st-kaiwa1 r]任せてください!頑張ります![/st-kaiwa1]
このような流れになります。
そしてダイハツの営業は『今日この場契約してくれるなら最大の値引きを出します』というトヨタに行かずにこの場で即決を条件に値引きを出すことが想定されます。
まだまだ値引きを引き出したいので『値引き次第では考えます、まずは値引きを聞いて見ないことにはなんとも』ということでかわしましょう。
ここで値引きが出たら、やはり決められないということでここでも切り上げましょう。
値引きを出してからダイハツは相当帰してくれないと思いますがここでは必ず切り上げます。
2回目:トヨタでの商談トーク
2回目のトヨタではダイハツの見積もりをそのまま見せ、ダイハツの値引きも伝え商談を進めましょう。
あとは値引き次第という流れを作ります。
[st-kaiwa2]トールはこれぐらい値引きするらしいんですが、ルーミーもうちょっと頑張れないですか?
もしここでダイハツより値引きが大きければ即決しても良いと思います。
しかしここでダイハツを下回るようでしたらこれはもうトヨタに断られているようなものなので値引きは望めませんので他のトヨタで競合するか、トールを買いましょう。
競合しすぎは嫌われる
競合はやりすぎるとディーラーから相手にされなくなります。
こうなると最初の値引きさえ望めません。
とはいえ競合させないと値引きは出ないのでなるべく嫌われないよう低姿勢でしたたかに競合を進めましょう。