車に乗っていると必ず必要なのが車検やオイル交換などの点検ですね。
漠然と『ディーラーの車検は高い』そう思っている方もいるかもしれません。
しかし実は一概にはそうは言い切れないのです。
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ディーラーの方が車検が安い?!
私が実際にディーラーの営業だった時によくあったのは、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店の車検見積書を持って来店されたお客さんに見積書を見せてもらうと、『これは勝てる』と思うような金額の時があるんですね。
というのもこうやって見積書を持って比べ回る方は最低限の車検で良いと考えている方がほとんどなのです。
しかしカー用品店の車検見積もりはお任せだと意外とモリモリパックになっていたりします。
私の肌感覚としては基本的な単価はそこまで変わらなかったように感じますね。
ディーラーは営業の権限で点検も値引きできる
私がいたところでは、利益の分だけ報奨金となるのですが、逆に言えば値引きして少し赤字になっても報奨金がもらえないだけなので、『まずは少し赤字でも自分の客になってもらってそれから付き合って回収していこう』ということで一見さんで来店されたお客さんは車検などは少し安くやっていました。
なので他店の車検見積もりを持ってきてくれれば結構金額を合わせることができましたね。
でもオイル交換などはカー用品店の方が安い
オイル交換などはカー用品店のメンバーズになったりすると工賃が無料になったりするので基本的にディーラーが勝てる金額ではありません。
同じ金額ならカー用品店の方が鉱物油から全合成油などへとワンランク上のオイルを入れられます。
あとは簡単な点検も同時にやってくれるので日常の点検やオイル交換はカー用品店の方が強いですね。
ディーラーならメンテナンスパックが最強
ディーラーは大体どこも客を囲い込むためにメンテナンスパックというものを用意しています。
このメンテナンスパックが実に安い。
私がいたところではなぜか社員割引価格よりもメンテナンスパックの方が安いのです。
それくらい赤字ギリギリでやっているのがメンテナンスパック。
一回の車検の代金で次の車検の前までの半年ごとの点検全てパックでも金額が同じですからね。
なので車検の際にほぼ同じ金額で点検パックに入れますよとオススメするとほとんどのお客さんが加入してくれました。
ディーラーとしては半年ごとの客との接点が欲しいので赤字でもやる
つまりメンテナンスパックは点検というのは名ばかりの半分は販促代みたいなものです。
半年ごとでも会うことによって色々な提案ができるし何より関係も切れないでいられるのでそのための値引きみたいなものです。
ディーラーにお任せならメンテナンスパック、オイル交換だけならカー用品店がオススメ
カー用品店のいいところはこだわりのオイルなどが豊富においてあるところですね。
どうしてもディーラーだとそこまで種類豊富には置けません。
ちなみに技術的な面はディーラーもカー用品店も車検や点検ならそこまで大差ありませんが、重大なトラブルなどの修理は当然ディーラーの方が強いので心配な要素があるならディーラーに持ち込みましょう。
当然ですがディーラーといっても他メーカーのディーラー、例えばホンダにトヨタ車を持って行ってもあまり専門的には見れませんのでトヨタならトヨタとメーカーにあったディーラーに持ち込みましょう。
ちなみに私はカー用品店のメンバーズになって自分の好きなオイルをいつも入れてもらっています。