管理人のアルファが勝手にみなさんの商談を批評するコーナー!
今回の投稿者さんが購入した車は、現在大人気のスズキの軽自動車『ハスラー』
軽自動車は値引きが少ないがいかにして値引きしたのか!?
『SUZUKI・HUSTLER』の値引き商談体験談
私は神奈川県在住の50代男性ですが、家内用のセカンドカーとして2016年3月にスズキのハスラーを購入しました。
それまで、ダイハツのミラ・イースに乗っていたのですが、ハスラーのデュアルカメラブレーキサポートという安全性に優れた自動ブレーキが搭載されたのを知り、少し気になり始めました。
それから自宅近くのスズキのアリーナ(ディーラー)に足を運んでみたのですが、決算前にも関わらず意外にも営業マンの売り込みにあまり熱意は感じられませんでした。
ディーラーはろくに査定もせず。買取店に見せてみると。。
とりあえず値引き無しの見積書を渡され、ミラ・イースについてはろくに車を見ようともせず『下取りは10万円くらいでしょう』というにべもない受け答えでした。
ミラ・イースは元々下取りに出すつもりはなく、数日後中古車買い取り専門店をいくつか回って最も買い取り額の高かった店に40万円で売ることにしました。
ところが、その買取店では新車も売っているとのことでハスラーも取り扱っており、そこで買うとさらにミラ・イースの下取り額を5万円アップしてくれるとのこと。
我が家で買おうと思っていたのはグレードがXのツートンカラー仕様車でしたが、車両本体から約7万円引きとのことでネットの口コミからしてもかなりいい値引きだと思ったので買取店から買うことにほとんど決まりかけていました。
グレードが。。
ところが数日後、契約に行く直前になって家内が『Jスタイル2』という特別仕様車の方がいいと言い出し、買取店に聞いてみたところ納車が一カ月以上かかることと、値引きもほとんどなくなるとのことでした。
実はハスラーは内装がちょっと子供っぽくて色使いも派手な感じがして、自分が運転するのはなんとなく恥ずかしい気がしていたのですが、Jスタイル2は内装がシックでこれならいいかもと思いました。
副店長登場!
ディーラー間で競合させたり、駆け引きをするつもりはサラサラなかったのですが、もう一度スズキのアリーナに買取店の見積もりを持って行ったところ、前回とは違う副店長が対応してくれました。
こちらではちょうどJスタイル2でも生産スケジュールが都合の良いものがいくつかあり、納期も2週間ほどとのことでした。
買取店などでは抑えているタマが限られているためグレードの選び方に限界があるのだというような説明もしてくれました。
結果としてJスタイル2のツートンカラー仕様車に全方位モニター仕様の純正のナビゲーションを付けて、12万円の値引きをしてくれました。
はじめは人気車種なのでかなり値引きは厳しいものと思っていましたが、この結果には満足しました。
アルファの批評
いやーかなり高等テクニックが光る、いい商談でしたね。
まず、買取専門店に見せて下取り額を40万円まで上げていることで実質的に30万円値引きが増えたようなものです。
さらにそこで商談も絡めて競合相手としても買取店を利用するのはかなりの高等テクニックでしょう。
しかもそこに偶然なのか、奥さんの突然のグレード変更。
これにより、あっちのお店に行ったりこっちのお店に行ったりすることで競合させるつもりがなくとも自然に競合させているのです。
奥さんグッジョブ!
結果として、ディーラー側も自然と競合している構図となっているのでさらに一押しの値引きを出さざる終えません。
全てを狙ってできたとは思えませんが、偶然でもこれはかなりの高等テクニック商談です。
お疲れ様でした!