『ワゴンR』と聞けば知らないものはいないくらい、軽トールワゴンの基礎を作り上げたスズキの屋台骨的存在。
2017年2月1日、そんな6代目となる新型ワゴンRの発表となる。
本当は2016年秋に発表予定だったが燃費問題の影響からか延期となっていた為、期待もさらに大きい。
近年NBOXやタントなどのスライドドアハイト系ワゴンが売れ筋となっている軽自動車業界だが、ワゴンRは果たしてまた軽自動車業界で返り咲くことができるのか。
そして気になる値引きはどのように攻めるのが有効なのか。
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目次
新型WAGON Rは何が変わる!?
ストロングハイブリッド投入で燃費が格段に向上
もうこれは当然の流れであるが、2016年11月に登場したソリオハイブリッドに搭載された1モーター1クラッチAGSストロングハイブリッドシステムが投入される。
これにより、5代目モデルの最高値であるリッター33km(JC08モード)からリッター40kmへと大幅な燃費向上となる。
もちろん、ハイブリッドのみではなく、Sエネチャージを搭載したNAも用意。
こちらもリッター35kmと前モデルよりも燃費の向上に努めた。
伝統を守りつつ感じる『新型感デザイン』
ワゴンRは時代に流されずにその姿を守ってきた。
もちろん今回もいつものワゴンR感を残しつつも一目で新型とわかるような新しさも投入された。
例えば2分割ヘッドライトはヴェルファイアやヴォクシーをはじめとするミニバンの大定番だがこのwagonRにも搭載。
これによりフロントフェイスの迫力が出てくる。
スティングレーは今まで感ゼロの新デザイン
一方新型スティングレーは今までの殻をぶちやぶったかのような全く新しい雰囲気である。
それこそフロントフェイスはキャデラック・エスカレードを感じさせるような大迫力の縦長ヘッドライト。
軽自動車はフロントフェイスがとても肝心だが、サイドのデザインも今までよりも刷新。
Bピラー部分は前と後ろの窓ガラスを大きく引き離したデザインはさながらアルファードのような、まるでスライドドアなんじゃないかと感じられるデザイン。
バックショットもシンプルなテールランプ配置でありながら、そのバランスは完全に磨かれ抜いたもの。
一目で美しいと感じられる印象となっている。
気になる新型ワゴンRの値引きはどう攻める!?
出たばかりでは決算値引きは難しいかも
発表されてすぐに3月の決算となるが、新型車なだけに値引きはあまり期待できないと予想される。
どのメーカーでもそうだが基本的に新型車は値引きが渋い。
もちろん決算で数字をぶち込みたいのは間違いないが、値引きを押さえろという指示が確実に出ているので決算だけでは値引き材料としては弱いだろう。
競合はダイハツ・ムーヴにあり!
この車はいわゆるスライドドア系のNBOXやタントとは違う車だと考えるべきである。
当然スライドドアとスイングドアで大きな違いはあるがぱっと見は変わらない。
しかしスライドドアとスイングドアでは価格に差が出てくる。
そんな中、ワゴンRに一番近いのはダイハツ・ムーヴ。
ムーヴは2014年の発表でLEDラインを使った先進的デザインが大人気となっている。
車格クラス同様、ターゲットユーザーも全く同じなので、一番競合に潤いが出てくるものである。
ここでのポイントは、単純な値段比べでは『新型車なので』とスズキの営業に門前払いされてしまうのでまずはスズキでワゴンRだけ商談をして営業との関係をあっためておく。
そして心苦しいかもしれないが二度目の商談からムーヴもやっぱり捨てがたい的なノリで競合商談に持ち込もう。
一度商談をしていると営業は二度目の商談で落ちると見込み報告を入れている可能性があるので二度目は『必ず落とせ』と上司からプレッシャーがあるので値引きは荒れがちとなる。
よって、一度目で決めるのではなく、二度に分けて商談を上手に進めよう。
2017年はスイフトやワゴンRとスズキの快進撃の年となりそうだ。