今回の値引き購入体験談はあの人気車種であるマツダのロードスター。
スポーツカーなどはなかなか値引きが大きくないので苦戦しがち。
いったいどのように商談を進めていったのでしょうか。
『MAZDA・roadstar』の値引き購入体験談
私は神奈川県に住む54歳の会社員の男性です。
今年11年ぶりに新車を購入しました。
今まで乗っていた車は、息子がこれからも引き継いで乗りますので、新車購入に際しての下取り車はありませんでした。
この歳になりますと、子供たちと出かけることがほとんどありませんので、夫婦二人の車として、思い切って二人乗りのスポーツカーを買うことにしました。
外車は国産に比べ販売価格が高いのと、整備や修理費が高くつくため、今回は国産のスポーツカーにしました。
購入した車は、昨年度カーオブザイヤーにもなりましたマツダのロードスターで、もちろん新車なので2016年製です。
実際の納車は1月の終わりで、購入の交渉は年末から始めました。
グレードは悩みましたが、最高グレードのRSにしました。色はセラミックメタリックです。レカロのシートや、ボーズのオーディオシステム、ビルシュタイン製ダンパー、大径ディスクブレーキなどが標準装備されているため、多少高めの価格設定ですが、大変お得なグレードです。
まずは、ネットで色々と予備知識をつけてから、家の近くの関東マツダに行きました。マツダはトヨタや日産のように販売店が多くありませんので、販売店同士の値引きはやってないとのことでした。したがって、この家の近くの販売店のみで、最大限の値引きを引き出す作戦を色々と練りました。
まずは試乗を!
まずは、購入するかどうか、自分を納得させるために試乗車に乗せてもらいました。試乗車はSのスペシャルパッケージで、私のほしいRSではありませんでしたが、車を実際に運転してみてその楽しさは十分に実感できました。
試乗が終わると、販売店での営業マンとの購入についての話し合いです。どのタイプの車にどんな装備がついているのかとか、オプションにはどんなものがあるかなど、詳しく説明をしてもらいました。
私ははじめからRSを購入することに決めていたのですが、この話し合いでははっきりとどのタイプの車を購入したいか言いませんでした。
値引きゼロ!?
一通りの話し合いのあと、見積もりを3つほど作ってもらいました。RSとSスペシャルパッケージのMTとATの3つです。
見積もりの中には、当然いらないオプションなどがたくさん入れられてくるのはわかってましたが、何も言わずに作成をお願いしてみました。
出てきた見積もりは案の定、3年間のメンテナンスパッケージですとか、JAFの救援サービスですとか、必要のないものがたくさん入っていました。
また、大変な人気車種ですので値引きはほぼゼロでした。値引きについては5000円ぐらいなら特別に値引きできるかもしれないが、それ以上は無理とのことでした。
その日はそのまま家に帰ってきましたが、相手のセールスマンもなんとかして、年末までに売りたいような雰囲気でしたので、上手くやればもっと値引きをしてもらうことができるのではないかと考えました。
年内に・・・
販売店も年末年始の休みに28日から入ってしまうため、27日にはなんとしても決めてもらいたいとのことでしたので、あえてこちらから提案をしました。
それは、本体価格320万円の車に、付属品などのオプションが15万円、そして諸費用が税込みで21万円で総額が356万円でしたので、350万円にしてくれたら年内に購入を決めますと一発勝負で交渉してみました。
ネットで調べてみたのですが、5万円の値引きは結構ディーラーにとって厳しいとありましたので、6万円取れれば上出来ではないかと考えての交渉です。その営業マンは早速、店長と相談をして今回は特別承認が得られたそうで、27日の夕方無事契約を結びことができました。
アルファの商談批評
最近めっきり値引きが渋くなったMAZDAですが、割と上手にまとめられたと思います。
特に『年内に決めて欲しい』というディーラー側の気持ちをうまく利用できたところが素晴らしいでしょう。
『こちらからの具体的な金額を提示』というのは結構勇気がいる行動です。
しかしこうやって具体的な金額を提示してくれた方が営業としても値引きは出しやすいのです。
所詮営業も最後は上司に『お客さんがこんだけやれって言ってます!』って上司から値引きを出さなければいけないので『お客さんの声』はその時の値引き材料となるのですから。
あくまで営業は買う側の味方であり、敵は店長などの決済権を持つ人間です。
営業相手に疑心暗鬼になって商談を進めるようでは上手な値引きは出ません。
上手に営業を味方につけられたいい商談だったと思います。