子供が独立したから大きな車はいらないや。。
もう頻繁に乗らなくなってきたから車も小さくしたいなあ。。
ライフスタイルが進むにつれて車のスタイルも変化します。
老後はみんなどんな車を選んでいるの?
ディーラー営業時代に見てきた『老後の正しいクルマ選び』を教えます。
目次
実際に老後で買い替えに来た人たちの5つのケース
ケース1:孫が生まれたからみんなで乗れるミニバンが欲しい
60代くらいのお客さんでしたが、お孫さんが生まれたそうですがそれも双子ちゃんだと言うことなので一気に二人増えるのでみんなで移動する時に今乗っているセダンじゃどうしようもできないと言うことでミニバンに買い替えたお客さんがいました。
しかし、やはりミニバンに乗り慣れていないためか、すぐに左後ろのタイヤの前をぶつけていました。
この左後ろタイヤ前(または右後ろタイヤ前)は内輪差がミニバンとセダンでは少し位置が違うので慣れないでぶつけてしまうパターンは多々あります。
もちろんハイエースなどのロングボディで運転席がうんと前にある車よりは運転しやすいですが、セダンよりは多少変わってくるのに注意したいものです。
ケース2:妻に条件付きで買った車を手放す時期が来た
これは少し特殊かもしれませんが、その時乗っていた車がまだ新車から3年目くらいのスポーツカーで、ご主人はこれに乗るのが夢だったそう。
しかしこの車、実は奥さんに条件付きで購入を許されたそう。
と言うのも70歳までにはもう少し小さい車にして欲しいと言うのが条件でした。
確かにご主人もその車に乗る夢は叶ったし、ご自身ももう少し小さくしたいと言うのが本音でした。
もちろんその車はまだ新しいので査定したところ、次の車を買えるくらいの価格がついたのでそのまま乗り換えていただきました。
ご家庭内で条件付きや、高齢になる前に小さい車にするなどは結構ありましたね。
ケース3:老後だからこそ好きな車に乗りたい
これは上のケース2とは逆で、子供も家を出て夫婦二人になったのでスポーツカーが欲しいというお客さんでした。
確かにスポーツカーってシートが4つあっても結局二人乗りみたいなもんですから実は老後こそピッタリだったりします。
老後だからこそずっと憧れていた車に乗るというのは非常に良いですね。
私が見て来た限りではこのケースのお客さんは非常にロングドライブが大好きで、走行距離もうんと伸びるタイプでした。
ふらっとドライブで500キロくらい走っちゃうというツワモノもいました。
まあその方が車も調子いいですけどね。
ケース4:運転に自信がなくなって来たから小さい車に買い換え
これは結構ありましたね。
やはり大きな車に乗っていた人ほど『最近車庫入れが下手になって来た』などと実感するようで小さい車に買い換えていました。
また、毎日乗る方はこうして自分が『車庫入れが下手になった気がする』という変化に気づけますが、たまにしか乗らない人はこういう変化に気づかないので結構危険です。
ケース5:自動ブレーキなどの安全装置が欲しくて買い替え
今はこれが一番多いかもしれませんね。
特に自動ブレーキなどの機能は本人はいらないと言っても家族がお金出すからこれにしてというほど。
実際自動ブレーキがついたことでうんと事故率が減って保険料も変わってくるぐらいですからね。
今ラインナップされている新車はほとんど自動ブレーキを選ぶことができますから是非つけておきたい装置です。
老後のクルマ選びのポイントまとめ
自動ブレーキは必須なのはいうまでもありませんが、あとはライフスタイルにあった車を選ぶ必要がありますね。
何も小さい車にすることが全てではありません。
お孫さんとみんなで移動することが多いのであればミニバンがオススメですし、スポーツカーに乗ってドライブするのも素敵です。
後悔のないカーライフを送ることがポイントでしょう。