車の買い替え時期として一つの目安となるのが3年。
なぜ3年かというと、一般的な普通自動車は新車から3年目で1回目の車検がくるからですね。
つまり車検を通して乗り続けるか、車検をせずに新しい車に乗り換えるかという選択が一度訪れるわけです。
元カーディーラー営業の私が得する場合と損する場合、そして一番オススメの買い替えどきをを解説します。
目次
3年で買い替えは少数派?
まず最初に言っておくと車検せずに買い換える人は少数派です。
最近の買い替えサイクルは10年~13年と言われており、とても長いサイクルとなっております。
とはいえじゃあ3年で買い替えは絶対に損をするのか?
決してそんなことはありません。
3年買い替えで得する場合
3年で買い替えて得する場合というのは大前提として下取り車にかなりの価値がつくことが必要です。
それこそ人気車でそのモデルが出たばかりで買っていれば3年で買い替えてもそんなに持ち出しもなく次の新しい車を買い替えられることもあります。
ランクルなどの投機目的に近いような車は値段が下がりにくいので買い替えても損はしませんね。
3年で買い替えて損する場合
これは上記の逆で、そこまで人気でもない車でモデル末期だったりすると査定もかなり下がるので厳しいことが多いです。
それこそモデル末期で購入していれば3年も経つとモデルチェンジしている可能性が高く、先代モデルの車となるとさらに値下がりします。
こうなると車検を通して乗り続けた方がお得と言えます。
基本的に3年で買い替えは得しない
車検を通すお金で次の車の購入資金に充てるというのはいいことだと思いますが、私が見てきた3年で買い換える人は大体持ち出しが多い感じがしましたね。
どうしても査定額とローンの残債が合わず、少し持ち出して購入するということがあります。
トントンになるなんてそれこそ人気車で出たばっかりで買っている人ぐらいでした。
ちなみに1年や2年での買い替えはほぼほぼ損します。
実は5年目の買い替えがオススメ
2回目の車検が到来する5年目が実は買い替えのオススメ時期です。
5年目くらいでは査定額は意外と目減りせず、ローンの残債とちょうど金額があってきたりすることが多くなります。
5年目で買い換える人は意外と多く、このタイミングを逃すと10年以上乗ったりすることが多いように思えます。
7年目の買い替えは微妙
7年目は割と損することが多いです。
そんなに査定額もつかなくなっているのにまだまだ乗れるので車検を通して乗った方が得のように思います。
10年目超えたら乗れるまでのる方が得
10年経つと大体の車は査定額がつかなくなります。
つまり大きな修理が発生しない限りは乗れるだけ乗った方が得です。
しかし大体10年も経つとそれなりに車検を通すにもお金がかかってきたりします。
13年越えると自動車税が高くなる
初度登録から13年が経過すると自動車税が上がります。
加えて重量税も上がり、重量税に関しては18年を越えるとさらに上がります。
長く乗り続けるには結局お金がかかってきます。
残価設定プランは買い替えやすい?
残価設定プランはこうした3年や5年で買い替えたい人のためにできたようなプランで、購入時に3年後ないし5年後の残価、いわば査定額を最初に決めてしまう制度です。
しかも一般的な査定額に比べて少し高めに設定していることが多いのでそのまま3年後に買い替えとなれば返すだけでいいので買い替えやすいプランです。
もちろんキズやヘコミや過走行で原点はありますが、普通に乗っていればオーバーしない内容がほとんど。
もし3年や5年で買い替えたい人は残価設定プランを選択すると良いでしょう。
まとめ
これらからわかるように、車は5年目の2回目の車検前に買い換えるのが一番お得と言えます。
3年でもそこまで損はしませんが、一番ベストな買い替え時期は5年目です。
ちなみに車検は必ず通す前に買い替えを検討しましょう。
車検を通したからと言って査定額は一切上がりませんし評価されません。
買い換える場合は車検の1~2ヶ月前から動き始めないと間に合わないこともあるので早めに動き出しましょう。