商談において値引きを一番大きく出せるのはやはりディーラー同士を競合させる事ですが、競合他社同士で連絡を取り合って値引きの協定を組んだりしているのではないか?なんて疑問もあるかと思います。
そんな談合みたいな話、本当のところどうなのか。
目次
競合ディーラー同士で連絡を取り合う事はまずない
まず、連絡を取り合った所で何の情報も共有していないですしメリットも全くないからです。
競合ディーラーは敵であり、相手の値段に最後までかぶせられた方の勝ちというシンプルなサドンデスなのです。
ライバル企業の手助けをする会社はありませんよね。
カーディーラーは同じメーカーの車を売っていても経営が違うディーラーはあくまでライバル企業なのです。
ごく稀に営業マン同士が個人的に知り合いの場合も
上記はあくまで全く繋がりのないディーラー同士の話。
近隣の店舗だと先輩スタッフの紹介やその他ディーラー関係の集まりなどの時に仲良くなったりと、他ディーラーとの交流というのは決してゼロではありません。
つまりお店自体では関わりはなくとも営業マン個人個人が知り合いという場合もあります。
事実、私もそういうことが一度だけありました。
この場合には個人個人の貸し借り(お客を譲った、貰った)などがあればその貸し借りに準じてお客を譲るようになります。
特に貸し借りがなければ先にタッチした方に譲るのが常識的でしょう。
ちなみに私がいた会社では他社でも紹介制度があったので、他社の営業から1台紹介してもらったので紹介してもらった代わりに商品券のお礼が会社から出ました。
それでも心配だから見積書のスタッフ名などは消した方がいい?
競合のポイントは競合ディーラーの見積もりをしっかり見せることです。
過去に見積書のスタッフの名前やディーラー名を消してコピーして持ってきた方もいましたが、私は値引きを出しませんでした。
なぜなら、『きっとまたこの人はうちの値引きを持って他のディーラーに同じことをするんだろうな』と勘ぐってしまうから。
警戒心むき出しのお客さんには値引きを出さないのは営業の基本中の基本です。
ディーラー同士で連絡を取り合って協定なんてことはほぼありません。
安心して競合他社の見積もりを出して競合させましょう。
競合するときの注意点!
うっかりやってしまうタブー
一番タブーなのは同一メーカーのディーラーで、同じ経営資本の会社と気づかずに店舗同士で競合させてしまっている事です。
但し、この場合は営業マンにとっても同僚ですから競合しても会社には何の利益も生みませんし、同じ会社であれば個人情報はデータベースでダブるのですぐに発覚します。
経営元が同じかそうでないかは来店予定ディーラーのホームページをしっかり確認してから競合に臨みましょう。
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